ホームスティに向かない留学生

留学生

 前回は、我が家がホストファミリーに向かないと考えましたが、
逆のとらえ方をしてみようと思います。あくまでも個人的な意見です。
これから留学をしようと考えている方には反面教師的な例として読んでほしいと思います。

留学に向く性格はある?

 あると思います。
もちろん、留学をしたことによって、性格が変わったように見えることもあるでしょう。
今回は、結果ではなく、留学中に、留学を意義のあるものにできる性格のことを指しています。

人懐っこい・人を頼ることができる

 当然ですが、留学そのものをやってみようと思える気持ちは大事です。
留学すると、言葉がほとんど通じない、周囲を見渡せば外国人ばかり、買い物したり電車にのったりするのもわからないといった、何もかもがそれまでの環境とは違います。

 そういう環境にも、果敢に向かっていく気持ちや行動力は勇気がいりますが、それは必須条件の性格ではないと思います。
 大事なことはその次。
わからないことを遠慮なく周りの人たちに聞けるかどうか。
慣れない海外で生活していくには、引っ込み思案ではやっていけません。
現地では誰かの助けをかりなければいけないことが必ずあるからです。

異国へいっても自分のスマホだけで解決をしている人は留学には向いていません。
知らないことを調べるだけでは異文化理解にはならないし、交流もできないからです。

 例えば、我が家は室内犬がいて、時々居間にフンを落とすことがあります。
もし気が付かず踏んでしまったときは、

ぎゃっ

あ~~~

げっ‼

やられた!!

と、思わず反応してしまい、しぶしぶ片付けと、ふろ場での足洗いに向かうわけですが・・・・

先日、踏みつけられたフンがそのままになっていました。
家族に聞いても犯人はいないので、
おそらく留学生が踏んだと思いますが、何も言わず、その後もそのまま・・・・

犬のフンを踏んだことに気が付かなかったのか?
我が家ではスリッパを使っていないので、気が付くけどね・・・

もう一つの例を挙げましょう。

我が家は食器洗浄機を使っています。

先日、帰宅してカバンから弁当箱を出してキッチンへ入ってきた留学生。
洗うために食洗器にいれるのかと思ったら、開けた食洗器の扉をすぐに閉めて、弁当箱をカバンに戻していました。

その場に居る私には何も言わず・・・・。

私は不思議に思って食洗器を確認すると、 稼働後、終了したことを忘れて入ったままになっていたのです。

えっ??どういうこと?
片付けてないよと教えてくれるとか、
弁当箱はシンクに置いていくとかしないんだ・・・。

何事もなかったように、留学生は夕飯が終わってから、再び弁当箱を持ってきて食洗器に入れていました。

ちょっと助けを求めてくれないかな?
ちょっと理由を聞いてくれないかな?
笑い話で、後から話してくれてもいいんじゃないかな?

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留学に向かない性格

「真面目過ぎる人・プライドが高すぎる人」だと思います。

真面目なことはいいことです。
日本人の多くはまじめだし、我が家の息子たちも、そういう評価を受けています。

真面目なことを非難しているのではなく、私が留学生を見て思うのは、
真面目過ぎて、失敗を恐れてしまい何もできなくなっていること。
自国での自分のやり方に固執して違いを受け入れられないこと。
自分が間違うことを許せないため、失敗を受け入れないこと。

あとは、「日本語への苦手意識がとてもとても強い人」。

例えば、他の家族を待たずに夕飯を食べる際に

ご飯食べていいですか

と聞いてくるので、いつも同じように答えていました。

どうぞ

ある日

ご飯、食べていますか

えっ??

と、聞き直したら、その後、夕飯前、この言葉のやり取りをしなくなりました。
聞き直しをされたのが、イヤだったのか、指摘されたと思って怒ったのかわかりませんが・・・・。

それ以来、私たちは言葉を直すことはしなくなりました。

彼自身が、日本語を上手に話せない自分が許せないのか、
人に間違いを指摘される自分を許せないのかはわかりません。

しかし、明らかに彼の性格が日本語習得の機会を少なくしているような気がします。

留学してしまえば何とかなる?ならない?

 留学先、つまり日本では日本語を使って授業を受けたり生活をしたりしていくことになります。
自分の意思を伝えたり相手を理解するための言葉への理解がないと、その表面の発音や定型的なやり取り探しに追われます。

 いつも彼は、正しく答えるために気を使っているので、会話を楽しんだり、相手を理解したりという姿勢がないのです。
そのため会話は続かず、「はい、いいえ」のみのやり取りになります。

 楽しんでいる他の留学生を尻目に教室で孤独に過ごしている彼の姿を皆が心配しています。
スポーツやゲームで「一人だけルールがわからないのに、なぜか参加している」という状況に近いですね。

 行けば何とかなる。半年くらいいれば日本語ができるようになると期待をして日本に来る留学生も多いかもしれません。

 
 私は、ある程度の基礎は必要だと思います。
それは水泳前の準備体操が大事なことと同じです。
もちろん「完璧」と言われるまで準備する必要はないと思いますが、

準備ゼロよりもできるかぎりの準備をしていった方が留学先でも伸びやすいと思います。

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ホームスティで学べる事

 ホストファミリーは、留学生のために存在するのではありません。

 もちろん、我が子と同じように愛情をもって接しようとは思っていますが。
留学生が「自分を中心に世界は回っている」という感覚で過ごしていると
私たちは、あなたのためにいるのではありません!!と思ってしまいます。

 我々ホストファミリーは、留学生のその子を受入れることを楽しいと思えないと、一緒に生活するのは厳しいです。
 留学として考えなくても、反対の立場になって考えてみればよく理解できると思います。

楽しい人とは会話も弾みますが、そうでないと 自然と会話はなくなり、伝達事項の確認になります。
せっかくの活きた日本語の会話が無くなります。

 ホームステイで学ぶことは日本語だけではありません。
生活を通じて異文化を知ることができます。
生活様式、食生活、時間の使い方、家族・学校・人間関係、気候、宗教など。
それは自国での日常とは異なるものでしょう。

 そして、生活を共にしながら、お互いを尊重していくことで異文化理解を深めます。
そのため、ホームスティはホテル滞在やアパート入居よりも効果的な方法と言えるでしょう。

ただし、その効果を最大限に活かすには、お互いを尊重し、それらを受け入れる柔軟な態度が求められるはずです。
お互いを尊重することは、まず自分自身が自立しており、そのうえで相手を個として認めること。

日常生活で自立できていない人、
日常生活で人への興味を持てない人、
はホームステイへの参加は向かないと思います。

自分から人に話しかけない、人と目を合わせない、ゲームばかりして人とかかわらない、同胞の仲間とは話せるけれど大人とは話ができない。・・・このような人はホームステイに向かないと思います。

留学生

Posted by カトラ