本格介護の前なのに、すでに介護疲れになっている

親の介護

父が転倒し大腿骨頚部骨折して救急車で運ばれ入院してから2週間。

コロナ禍のため病院での世話は全て病院にお任せで、ほとんど面会も出来ません。

一方で、1人暮らしになった母の不安定な精神状態のフォローや、退院後の在宅介護に向けて家具の移動など実家の片づけをしています。

退院後の生活をイメージ

大腿部頚部骨折をした高齢者が自宅に戻る、という状態を考える際に一番最初に頭によぎるのは「再転倒」を防ぐということです。

防げ、じじの「再転倒」です。

自宅内の転倒ポイントをチェック‼

そして、仮に転倒した際に頭をぶつけるなど二次被害の防止を考えます。

まずは・・・

通路の確保

いやぁ、実家にはとにかくモノが多すぎる。

普段使わない椅子や本の移動がない本棚、引き出しの中身が分からないローボード。

キッチンとは別の食器棚には何十年も使っていない祝い用の膳セットや各国からのきらびやかな(?)お土産。

ソファーベットはなぜか3台もあるし・・・

しかも母は床置きするので、買い物したものカバン、書類、健康器具などで廊下の床が見えないくらい。

通路が狭いと歩きにくいだけでなく、足下が見えにくくなる、家具の角に体をぶつけたり服を引っ掛けるなどしてけがをしやすくなりますよね。

さて、”断捨利”、といきたいところですが、両親ともモノを捨てるのを嫌がります。

仕方ないので、両親があまり使わない奥の部屋へ普段活用していない家具を大移動。

見ていない本、使わない食器類、ゆかりを忘れた土産品を大量処分・・・

しかし、母に見つかり、半分近くは元の場所へ・・・

玄関、靴箱

実家の玄関はあがり待ちに段差が2つあるので手すりをつける予定。

骨折した父のためでもあるし、両膝関節症でほとんど曲がらない母のためにも本来もっと前に手すりは必要だったのですが。

靴箱3台、そのうえ飾り棚がド~ンと。

そうです、実家の玄関もモノが多すぎて手すりをつけるスペースがなかった。

靴箱の中は、数ケ月前に勝手に整理したので絶対に履かないような靴は私が処分してありますがそれでも多い。

とりあえず、玄関になくてもいいだろうと思われる飾り棚をお蔵入りに。

ざ~~~っと掃除して、介護保険が決まったら自宅改修を相談し手すりをつけてもらおう。

ベッドからトイレの導線

父は前立腺の問題もあり夜間頻尿。

夜間だけで5回以上もトイレに行くそうです。

泌尿器科にかかっていますが、そのことに関しては医師からの的確なサポートを感じられません。

昼間、水分を摂らないように。

いや、

そりゃ無理です。泌尿器科を変えたい。

ということで、夜間、暗い中でも移動時に事故が無いように導線の確保。

新聞置き場の移動、カーペットの浮き上がりを無くす・・・

でも、実は、父のベットは左側しか空いていません。

今回、骨折したのが左側なので、左側から上り下りするというのは患側への負担がかかりすぎるので、ベッドの向きを変えなくてはいけないと思う。

その上、両親ひとりずつセミダブルのベッドを使っているので部屋の中でベッドの存在が大きすぎる。

今回、介護保険が決まったら、介護ベッドのレンタルを依頼して、配置を考えます。

衣類の整理

86歳の父は新しい洋服はほとんど買いませんが、逆に昔からのモノを捨てないので洋服類も山ほどあります。

古すぎてみぐさい洋服は私の判断で捨てましたが、それだけでビニール袋5袋以上。

しかもまだ衣装ケースに5箱以上もあるし・・・

今まで父は衣装替えを季節によってしていたんですよね。えらいなぁ。

同じような色やデザインですが、父はそれなりにおしゃれなのだと思います。

朝起きて着る服。

散歩に行くとき着替え。

汗をかいたら着替え。

リラックスする服に着替え、お風呂に入ったらパジャマ。

でも、入院中は一日中病衣ですから、その習慣に慣れて帰ってくるのでしょうか・・・。

衣類の整理は、本人の意思や協力が必要なので後回しにします。

トイレ・お風呂

介護におけるトイレとお風呂の位置って考えどころですよね。

昔ながらの深い風呂桶は、高齢者には入るのも出るのも大変。

介護保険でデイサービスで入浴を頼もうか・・・

手すりなど住宅改修で自宅お風呂を活かすか・・・

一方、トイレは手すりをつけないとなぁ。

車いすでも入れるように広くしたほうがいいかなぁ。

これも、私では結論がでないので、掃除だけ・・・

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疲れた・・・終わりがない

介護生活は実際にはまだ始まってない。

この2週間でしてきたことは介護に向けた準備だけ、しかもそれも仮、なんですよね。

しかし、この間の疲れ、ハンパないです。

膝に水が溜まってます

私の身体の異変は、「膝」でした。

数日前から膝を曲げると痛いし、熱感があります。

犬の散歩は普段4,5000歩ですが、それも苦痛になってしまって。

何だか膝裏の痺れもひどくなり、整形外科へ。

ん~膝に水が溜まっているね。
ほら、触ると熱いし炎症起こしてるね。

レントゲンを撮って、ヒアルロン酸の注射、をしました。

ひざの痛みは「炎症」に起因することが少なくありませんが、関節内が炎症を起こすと関節液が多量に分泌されます。その結果、関節液の主成分であるヒアルロン酸の濃度は低下し、関節液の滑らかさや弾力性が失われます。つまり、関節液本来の潤滑作用を発揮できなくなるのです。そこにヒアルロン酸を補うことで、関節液の働きを正常に近づけます。

実は、両方の変形性膝関節症の母が毎週受けているのも同じヒアルロン酸注射。

あぁ~私の将来の姿が今の母なのか・・・

少々心が沈んでしまいましたが、ヒアルロン酸注射で膝の痛みは軽減。

それでも、ヒアルロン酸自体は一時的なモノなので、経過次第です。

イライラピーク

介護疲れという言い訳でいいのかわかりませんが、

夫にイライラしています。

確かに実家の両親は私の両親です。

でも、実家での片付けが終わって自宅へ戻ると、家のことが山積み。

洗濯物、風呂掃除、夕飯、買い物・・・

普段は私がしていることだけど、

今の状況では夫にも手伝って欲しい。

夫は、今までの生活と何も変わらない。

すっごい感じるなんで私だけが?という

不平等感

私さ、膝痛いんだから、犬の散歩、代わりに1人で行ってよ。

なんで手伝ってくれないの?

もともと「ああして」「これして」と言えばやってくれる夫ではあるのですが、気を利かせて家事をすることはありません。

ですから、私がどんなに忙しくなろうと夫が自発的に動くということを期待してはいけないのですが、ついついイライラします。

伝えればいいじゃん。お願いすればいいじゃん。

でも、そう言うこと自体が「サボっている」「甘えすぎ」「夫自身は役割を果たしているのだから」とどこか自分の中で線を引いているような気がして夫にお願いすることはできず。

だから「言わなくてもやっておいてほしい」という最大級の甘えを持っているのですが、

それを察してくれる夫ではなく、勝手に一人でイライラしています。

しかも、夫は「どうだった?」と実家のことや病院のことなどを聞こうともしません。

私もめんどくさいのでいつからか話さなくなりました。

夫は自分の仕事でのストレスもあるのでしょう。

そして、夫は私がなぜイライラしているのかその理由もわからないんだろうなぁ。

夫だけが気づかない妻の“理由なき怒り”とは?

(1)話を聞いてくれない

(2)何度も同じことを言わないと行動してくれない

(3)家事や育児のサポートが足りない

(4)行動しないのに口だけ出す

(5)感謝の言葉や気持ちがない

妻の怒り、そのほとんどが「わかってくれない」「認めてくれない」という感情からくる怒りなのです。

https://toyokeizai.net/articles/-/164412?page=2

私のイライラがいつ治まるかはわかりませんが、

大事になる前に、なんとかしないと私の家族が大変なことになるのかもしれません。

「介護疲れ」って本当に影響が大きい社会問題だと思います。

Posted by カトラ