「お父さんと一緒に過ごすために」と母を説得して介護認定調査

介護

大腿骨頚部骨折で入院手術した父親の退院を目前に、介護保険の申請をしました。

受傷前は介護認定を受けておらず、

86歳の両親一緒に自治体が実施する介護予防事業に参加しながら健康維持を目指してきたところです。

しかし、今回の入院手術を機に、歩行だけでなく、段差の昇降、そして日常生活ではトイレ動作や入浴動作が父一人では難しくなってしまいました。

入院中、ソーシャルワーカーさんに相談し、「介護認定の申請」をしました

「お父さんには必要」だけど「私はいらない」

退院後のベッドや手すり、歩行器のレンタルを考慮して、退院1週間前の認定調査となりました。

現在はまだコロナ禍のため、父と直接対面しての調査ではなく、オンラインでの調査となりました。

まぁ、身体の動きなどはリハビリの様子を録画してあったのでケアマネさんたちはそこから判断し、看護師から聞き取りをしていました。

それでも日付や季節、生年月日等に対してはちゃんと答えていました。

なんだか、今日はかなりクリアな日だな。
反応が良すぎる・・・

高齢者が介護保険の認定調査の当日、普段よりもよくなっている、というのはあるあるですね。

まぁ、それでもベッド等のレンタルを進められそうでよかった。

父を動かすには「母を動かす」

1ケ月の入院のリハビリ訓練では、自宅内も歩行器移動、そして自宅お風呂は困難、という判断です。

と言うことは、「デイサービス」で入浴を確保するしかありません。

しかし、父の性格上、新しいことへの抵抗が強いと予想されます。

唯一、父を動かす方法は、母を一緒に行かせることです。

そしてまた、この逆もしかり、なのです。

父も母も一緒だと何とか動きます。

ということで、私たち姉妹の戦略は以下の通り。

「お父さんをお風呂に入れるには、デイサービスを頼むしかない。でも一人では絶対に行かないから、お母さんも介護認定を受けて、一緒にデイサービスに行ってほしい。」

お風呂好きのお父さんがお風呂入れないのはかわいそうだね。
だから、お父さんは「介護認定」を受けてデイサービスへ行くしかないね。
でも、私は家で入れるから行かなくていいよ。
だから私は「介護認定」にお世話になるほどではない。

お父さんが一人で行くわけないじゃん。
実際にお母さんがデイサービスへ行っても、入りたくなければお風呂に入らなくてもいい。
ただ、お父さんと一緒に行くためには「介護認定」を受けてほしい。

でも、今までの「介護予防の体操教室」にいけなくなるのはイヤ。
一緒のグループの人たちに会えなくなる。

確かに・・・
こういうところ(介護予防事業と介護保険の事業の断絶)、なんとか融通利かないかなぁ。
しかも・・・
そうかぁ、やはり母は「介護認定」受けることにプライドが邪魔するんだなぁ。

最初、駄々(?)をこねていた母でしたが、姉の説得もあり、最終的には「お父さんのため」に介護認定調査を受けることを承諾しました。

時々、家族の思いを知らず、介護認定を拒否する高齢者がいると聞きますが、母も一人だけだと「プライド」から拒否していたと思います。

一方で、高齢者のそのプライドは「○○のためにお願い」という説得も効きそうだなぁと今回感じています。

早速、役所とケアマネに相談し、調査日を決め、カレンダーに記載。

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当日も私には必要ない、と言い出す母

認定調査前日にも母に「明日は○○さんが来て、生年月日とか聞かれて、日常生活をどうやっているか聞かれるからね。」と伝えました。

この頃、母は自分の記憶に無いことが起きたり、来訪者が来るとパニックになるので、何度も事前に確認しているのです。

しかし、当日は忘れています。

そしてちょっと怒り始めます。

えっ?
誰が来るの?
そんなの(介護保険)必要ないから。

う~ん、ご機嫌が悪くなったのはまずいけれど、
認知症っぽい感じが出ているから、調査しやすいかも。

なんて、ちょっとよこしまな考えが頭がよぎったのは確かです。

父みたいに、調査中だけ、普段とかけ離れて妙にしっかりされても説得力がありませんから・・・。

お土産を用意してあった

しかし、私の思いとは裏腹に、

役所の人との会話が始まると、みょ~~にしっかりしてきた。

認知症高齢者も急にしっかりしてしまう認定調査当日あるあるがここでも・・・

まぁ、そんなものですね・・・父も母も人前で恥ずかしい振る舞いはしたくない性格でした。

「お父さんのために」と娘たちがいうから、調査受けるんですけどね・・・
私には必要ないと思っているの。

実は、父の歩行器や手すりの準備のために業者さんも同席していたのですが、それを伝えたのは昨日。

そして今朝は「調査」自体を「聞いてない」と言い張っていたのですが・・・

なんだかんだ、しっかり受け答えしてるし、

むしろ役所の方が「具体的に困っていることを特記事項に書きますが、どういうことがありますか?」と、認知症的なハプニング等を要求してくる・・・

お風呂の水をあふれさせたり、
料理の味付けが食べられないくらい濃いとか、
ストックモノが数えきれないほど重複してるとか、
気になるとすぐ電話するから近所の人が迷惑していると姉に苦情が来ている、
などなど・・・

なかなか、同居していないとハプニングについては難しいですね・・・

しかも、調査が終わり、お見送りの際には、奥から母が皆さんに「お土産」を用意してありました。

昨日までの時点で用意していたようです。

私たち姉妹は「せめて要支援に認定されること」を望んでいるけれど、こんなにしっかりしているとどんなもんだろ。

それでも、結果的には「一緒にデイサービス」という思いはケアマネさんも理解してくれました。

ただ、今日の母を見ているととてもしんどいだろうなぁと想像がつきます。

母の頭の中は、記憶と行動がぐちゃぐちゃしている感じなのかなぁ。

今日は、頭がバカになっていて・・・
なんだか、疲れちゃった。

いつもは母に対してイラつくのですが、今日はちょっと「小さく」なった母を感じました。

実は、役所の方に促された「困りごと」とか「認知症的行動」や「できなくなったこと」を列挙していてなんだかさみしくなったんですよね。

そうか、今日は私の顔を覚えているけれど、いつかはわからなくなる日もくるのかもしれないな・・・

親の介護をするしんどさを感じ始めています。

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Posted by カトラ