1ケ月入院するとやはり高齢者には認知機能の低下が著しい

介護

86歳の父が屋外作業中に転倒し、大腿骨頚部骨折。

救急車で運ばれ、そのまま入院手術、リハビリで1ケ月が過ぎました。

退院後の生活を想定し、入院中に介護保険の申請をして、退院間際に認定調査をしてもらいました。

介護ベッド、歩行器、手すり等を借りる手配や家中の片付けに追われる1ケ月。

退院はできるだけ延ばしてもらって・・・

当初の予定では、「入院は1ケ月」。

レンタルベッドが家に届いたのがちょうど1ケ月になる2日前。

母親は自分の荷物が整理できなかったため、

お父さんの退院はできるだけ延ばしてもらって。
少なくとも1週間は先にしてほしい。

いやぁ、この頃の父親の表情とかすごく悪く見える。
覇気がないというか・・・
本人も帰りたがっているし・・・
予定通りになるように準備すべきだよ。

家の中がこんなんじゃ、困る。
せめて片付いてからにして。

この家がきれいに片付く日なんて来ないよ。
実際に、父が帰って生活してみて不便なところとか困るところの対応をする方がいいよ。

母の気持ちもわかります。

1ケ月かけても片付かない自宅、

86歳の母も思うように体が動かずすべてに手間取る。

それでも、

見るからに認知症が進行している父をこれ以上入院させてはおけない、と感じていました。

主治医は、

ご自宅の準備が整ったら退院していいですよ。

ということで、約1ケ月の入院生活を終え、退院の日が決まりました。

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駐車場で大騒ぎ

退院当日は、日曜日。

実家で姉と母が最後の片付けをして、私が父を病院へ迎えに行きました。

入院生活のために持ち込んだものは少ないと思っていましたが、退院時はカートにいっぱいの荷物がありました。

その荷物を車に運び、乗り込もうとした瞬間

トイレに行きたい。

えっ?病院の中に戻る?

いや、間に合わないから、ココでするからいいよ。

良くないよ(日曜だから人は少ないものの、正面玄関目の前の障碍者用駐車場です)。

そんなこときかず、ズボンのジッパーを降ろし始める父。

慌てて、子どもが小さい時、渋滞時のトイレ対応のために用意した「トイレピッピ」を取出して父に差し出す。

しかし、うまくあてがってなくて、結局私の手、ズボン、駐車場に放尿・・・

しかも、よく見るとパンツ型おむつを履いている。

え~~~~~~~
おむつ履いてるじゃん!!
なんでわざわざ下げるの????

駐車場の中で思わず大声で叫びました。

実は、入院中から履き始めたパンツ型オムツ。

本人曰く、「念のために履いているだけ」

ん~~~~~~~~~~~????

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同じ話の繰り返し

病院から家まで車で30分かからない程度。

その間に、父親は同じ話を何度も繰り返します。

認知症が進んでいるのは明らかでした。

それでも、家での生活に戻れば、多少はいいかな、と淡い期待をして家へ。

玄関に付いた手すり、寝室のベッドなど、見た目がかなり変わった自宅に戸惑ったようです。

コロナ禍でほとんど会えなかったこの1ケ月ですが

まるで2,3年間会ってなかったのではないかと思うほど老け込んでいます。

例えば、介護ベッドに変えたのですが、以前のベッドの下の引き出しに入れてあったものの心配を繰り返します。

それはひとまとめにして違う場所の引き出しに移したので

あのベッドの下に入れてあった書類はどこにやった?

もちろん、捨ててないよ。
それは、これでしょ?
ほら、この引き出しに移して入れてあるから大丈夫。

でも、しばらくするとまた同じ質問の繰り返し。

あのベッドの下に入れてあった書類はどこにやった?

そのたびに私は書類一式を持ち出して、見せて確認させ、引き出しに戻します。

夕方になり着替えの様子をみると、オムツはしっかり尿を貯めていました。

既に、念のためのオムツ、ではなくなっている様です。

介護スタートしたものの

退院した翌日にケアマネさんとの契約をし、実際のサービスを受ける段取りをしました。

入院中、シャワー浴を介助でしてもらっていたようですが、一度も入浴していません。

股関節の動きも含めて、自宅浴室での入浴は不可能と判断し、デイサービス利用で入浴することにしました。

しかし、最初のデイサービスまでは数日、病院でのシャワー浴から1週間以上が経ってしまいます。

急遽、姉が自宅でシャワー浴を介助することになりました。

私自身が今、膝痛がありかがむこともできず安心な介助ができないので姉が名乗り出てくれました。

姉は既に嫁ぎ先の義父母の世話もしているので上手です。

手際よくお湯の準備をして、暖かい浴室でシャワーと散髪をしてもらい、ご満悦の父。

お風呂(シャワー)に入りたくない。
髪も切る必要はない。

と、ついさっきまで言っていたのがウソのようです(笑)

ただ、面倒なのは・・・

そういう満足げな様子を見ると、母が機嫌が悪くなります・・・・

女のサガなのでしょうか・・・

焼きもちのような感覚なのでしょうが、

認知症がある母のそれは露骨なので私も姉も閉口・・・

とにかく、実際の認知症介護生活がスタートしました。

高齢者の認知症を進める?

今回の大腿骨頚部骨折による入院生活は明らかに父の認知症を進めました。

大腿骨頚部骨折という痛みやリハビリがそうさせたのか、

コロナ禍の入院という状況がそうさせたのか、

理由はわかりません。

ただ、父の場合、今回の1ケ月の入院生活が自宅での自立した生活を困難にさせました。

術後抜糸が終わった時点で退院させ、通いでリハビリに連れていく、という方法をとったとしたら結果は違っていたのかな、と考えてしまうこともあります。

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Posted by カトラ