高校生の息子と会話2時間し続ける方法

我が家の次男、高2です。
2学期末の三者面談で進学希望を宣言したからには冬休みには猛勉強が始まる・・・と期待したのですが
コロナより怖い喘息発作
まだまだ第8波ですか、コロナ禍で心配しているのですがそれよりも「喘息発作」を起こさないようにするのが今冬の次男の行動の軸になっています。
ですから、寒い日の体育、持久走は数十メートル走ったらあとはひたすら「歩く」「歩く」
レッドカーペットを歩くがごとく
クラス中の注目を浴びつつも歩く、だそうです。
もともと持久走は苦手な次男ですから昨年も連日、最下位だった高1の次男は体育教師から「カツ」を入れられたこともあった様です。
で、その直後は数メートル駆けだすのですが、また歩く・・・。
それでも、昨年、
体育(評点)は「3」もらえた。
決してオレはサボってない。
できる範囲でやってる。
喘息発作が出るから歩かせてくれ、
と事前に先生に言えばいいんじゃないの?
喘息のヤツはきっとほかにもいるだろうし・・
喘息だろうがなかろうが、
オレのやり方は変わらないし、
評価も変わらないだろう。
お母さんは、喘息発作が出たときの
緊急対応確保をお願いしたいよ・・・
大丈夫。
極力走らず、
発作を起こさない程度にしているんだから。
レッドカーペットも悪くないよ。
特別扱いは好きではないけど、特別にみられるのは好きってことでしょうか・・・?
我が息子ながらよくわからない行動です。
つまり、息子と話しているとその発想の意外さに驚くことばかりで・・・
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夕食2時間
さて、本題です。
昨夜、次男と二人で夕食を食べているとき話が弾み結局2時間以上が経っていました。
今月、英検や資格試験などが控えている今はとにかく問題集などを繰り返してやる必要があるはず。
少なくとも私は次男を引き留めるような会話をしていません。
そうです、次男がず~っと話しているんです。
むしろ、勉強からの逃避行動だったのかもしれませんが。
話題は「ウルトラマン」です。
昨年は二人で「シン・ウルトラマン」を映画館に観に行った記事も書きましたが
次男は「ウルトラマン」も好きです。
ガンダムや仮面ライダー、各種カードゲーム、ライトノベル系などいろいろ好きでだいたいそれは夫や長男も好きで、私を抜かした彼らだけで話していることが多いです。
幸い、高校の同じクラスに趣味趣向が似ている男子がいて、楽しい会話ができているようです(笑)
でも、「ウルトラマン」ネタは話せる高校での友人はおらず、お母さんの方がよく知っているから、と思っているようです。
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お母さんはリアル世代
息子たちがなぜ「ウルトラマンシリーズ」を好きになったのか、はっきりしたきっかけは覚えていませんが、
長男が2,3歳くらいの時、まだ都心に住んでいたころ、テレビで「ウルトラマンシリーズ」を毎日放映していたのです。
まさに、ウルトラマン、ジャック、エース、レオ、セブン、タロウそしてティガ、ダイナ、ガイア・・・コスモスやメビウスなどもあったと思います。
振り返ると、私は小さいころ「タロウ」が大好きでした。
ですから、子どもたちが「ウルトラマン」を観ているスキにご飯の用意、ということもなく、一緒にテレビを観ていました。
私が知っているのはウルトラマンゼロまでで、その後のシリーズはわかりません。
ただ、「大怪獣バトル」というテレビ番組もあり、こちらも一緒に観ていたせいか、
怪獣(超獣)の名前を何気に覚えていました。
そうです、昨夜の次男との会話、私がそれなりに怪獣の名前を憶えていたので続いたのです。
モチロンやピグモン、エレキング、ガッツ星人・・・
ほら、お腹に口のある・・・ベムスター
キングジョーとキングジョーブラック
ゴモラは古代化石だよね?
ジャミラはかわいそうだったよね
もともとセブンのカプセル怪獣って必要?
エンペラ星人って名前がすごいよね皇帝だもん
それぞれのウルトラマンや怪獣のバックグラウンドやつながりを記憶を頼りに話し続けました。
昔は、怪獣は悪い奴で、ウルトラ警備隊が地球を守ってそれをウルトラマンが助けてくれるくらいにしか考えていなかったウルトラマンの放映でしたが、息子たちと見直す中で、怪獣の悲しい過去や人間の傲慢や愚かさなどもちゃんと描かれていたことに気が付いたし、次男はその後も何度か見直していて、ウルトラマンシリーズそれぞれの設定を理解して裏設定やこぼれ話までしてくれました。
・・・で、
最終回は結局「ゾフィー」が隊長でやっつけてくれて、
それによって、その前シリーズ最終話で生死不明だった
ゾフィーの「生存証明」となって
ファンを喜ばせてくれたとかね。。。
あ~
次男くんのこの記憶力と熱量を
何かもっと生かせる何かがあるんじゃないかしら・・・
つい、野暮な考えをしてしまう母親です。
まぁ、今回の結論としては、小さなころ共有した時間の中に会話の種はあるかも。
小さい頃の子育ては同じことの繰り返しや変化のない閉塞的な場面も多かったけれど17歳の息子と2時間以上楽しく話せるっていうご褒美があるかもしれません(笑)
それにしても、次男のこの才能を活かせる方法がないものか・・・