スポーツフードアドバイサー合格しました

昨秋から、通信でスポーツフードアドバイザーを受講しました。
受講後、 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP) の在宅試験(5,600円)を受け、はれて先月合格認定証が届きました。
今回は、経過をまとめておきます。
スポーツフードアドバイザーって?
試合で最高のパフォーマンスを発揮するため、プロ野球やJリーグなどのクラブチームや名選手には専門の管理栄養士がついています。このような一流スポーツ選手はもちろん、小中学生~大学生、ノンプロ選手の食事・コンディションを把握し、最適なプランで“勝てるカラダ”を育成。スポーツ栄養の知識を元に、アスリートを食事で勝利に導く、それが「スポーツフードアドバイザー®」です。
資格のキャリカレより抜粋
受講の流れと感想
受講自体はWEB添削方法だったので、受講期間は3ケ月とありますが、自分次第で期間短縮できました。
もちろん、添削解答用紙を郵送してもOKです。
添削用の問題は、テキストを学習すれば答えがわかるので、難しくありません。
しかも、テキストを使って黙々と、という孤独感はなく、添付のDVDあるいはWEBで動画解説があるので画面を通してですが、自分の都合時間で講義式に教えてもらている感覚でした。
三回の添削指導で受講終了後、在宅試験を受けるための手続きをし、在宅試験問題と提出用回答用紙が送付されます。
その後在宅で試験を受けるのですが、知識的な問題のほかに、一番時間を割いたのは、メニュー作りでした。
私はメニュー作りに数日使いましたが、記入した後、答案用紙を郵送します。
それから数週間、忘れていたころにレターパックで合格の知らせが届きました。
一般社団法人日本能力開発推進協会の認定資格です。

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受講してよかったこと
中学生、高校生の育ち盛りの息子たち。
テニスの大会やハードな練習に耐えうるからだにして、思い通りのパフォーマンスをさせてあげたい、という思いがあります。
特に、夏場の熱中症予防はスポーツをしているお子さんを持つ親は、気が気ではありません。
息子たちのカラダ作り
ファストフード、お菓子、食品添加物、炭酸飲料などジャンクフード大好きな息子たち。
今までの、私の適当な食事作りの結果です(反省)。
小さなころは食が細い子たちだったので、とにかく「食べてくれるもの。好きなもの」が優先でした。
中学生になると、食べる量がハンパなくなります。底なし沼のような食欲。
昨今の「食育ブーム」にたたき起こされ、私も、「食」を大事にしたくなりました。
朝食は脳の発達や成績を決めるとか、朝食抜きの子どもは集中力が落ちるとか
「キレる」子供には食生活の乱れがあるとか、
「食」が子どもに与える影響について、脅迫的に親を攻めてくる感じさえありました。
ましてや、部活をするようになった息子たち、練習、食事、休息のバランスが大事だと目に見えてきました。
食べるようになったのですが・・・
中学生になり、食べる量は心配がなくなりましたが、
何しろ、長男は食べるのタイスキ人間で、小さいころは「パン教室」も通っていました。不幸なことに鼻炎が強いため、繊細な味がわからないらしく、濃い味にするのでいつも醤油やマヨネーズをドバドバがけしてます。
次男は、「ラーメン」を毎日の主食としているほどラーメン人間です。
この偏った息子たち。。。。
レパートリーが少ない私・・・
そもそも、私自身の料理の腕が問題です。
「子どもたちに食べさせたい」という思いがあるので、料理自体を苦に思うことはありませんが、
なかなか私自身の「一品」がありません。
子どもたちが親元を離れたときに思う「お母さんの○○が食べたいなぁ」という、一品。
毎日、COOKPADや料理番組などで得たメニューを参考に作ってみては、それなりにはなります。
しかし「お母さん、これまた作って」がありません。
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母親の味よりも偏った食欲という敵と戦う
母親の味の承認を求めることはあきらめました。
今は、目の前にある「偏った食欲」との戦いです。
この「偏った食欲」に打ち勝たないと、若者のカラダは育たない。
理論詰めだな・・・
我が家の息子たち、偏食だけではなく、「屁理屈」も立派です。
「ラーメンは国民食」と言い切り、小学校の調べ学習でラーメンの起源を調べて発表、さらに夏休みの自由研究でも4,6年生と、ラーメンをテーマにして賞もいただいた。
次男のラーメン愛はハンパない。
長男はさておき、次男には理屈で勝負するのが早道。
まずは、「自分の口にしたものだけが、自分のカラダを作っているし、パフォーマンスを左右する。」ということを子ども自身に自覚させる。
雨が降って、部活が筋トレになった日のこと。
ハードな筋トレで疲れて帰ってきたから、ツルツルっとラーメンを食べたがる息子に、
「筋トレで筋肉が損傷したときは筋肉組織が修復されより強くなる”超回復”のチャンス。
だから、この時こそタンパク質と糖が大事と説明すると。
ラーメンメインではなく、お肉をたくさん食べ、糖としてラーメンも食べていました。
やはり、屁理屈な子には、理詰めで言うと納得するらしい。
知識は多く持っていた方が有利だ。
知識が整理される
この講座は、成人や大人のアスリートに対するフードアドバイザーという知識だけではなく、まさにまだ成長期にある中高生のスポーツ選手のカラダ作りの知識も与えてくれました。
つまり、このフードアドバイザーという認定資格をもってバリバリアスリートを育てるというつもりがなくても
子育て中のママには子どものからだ作りに有益な知識を与えてくれる講座だと思います。
そして、特に高校生のカラダをみると、部活によって体つきが明らかに違います。
陸上部の短距離選手と長距離選手が違うような感じ。
スポーツの種目によって体の使い方が異なるのと同じように、筋肉の質やエネルギー消費量も違います。
実際にアスリートになっていくかどうかはわかりませんが、試合当日に自己ベストのパフォーマンスができるカラダにするために、種目にあった知識を母親が子どもに伝えられるようになると思います。
さらに、屁理屈世代の中高生には、正論を伝えることで子ども自身の自己管理につながる可能性もあります。
大会一週間前の食事
連日、部活という時期と、オンシーズンになり、今週末は大会があるという時期、そして試合前当日という時、いつもと同じ食事でいいのか悩んでいました。
特に、大事な試合の一週間くらい前になると、メニューの逆算が始まります。
縁起を担いだトンカツは食べさせたいけど、消化のことなどを考えると試合に近いところでは食べさせられないから少し前だし、栄養価的にはばっちりだけど前回の大会前に食べ、その大会結果が思わしくなかったときのメニューは避けたくなるし。。。
しかし、結局、成長期の子どもの大会前の食事は、週間前から整える必要はなく普段通りの栄養でよくて、前日と当日の注意ぐらいでいいらしいと読んだときはほっとしました。
前日から当日は消化のよい糖質中心。水分、塩分を採る。
一方、脂質、食物繊維、生ものは避ける。
大会前の緊張した状態では、メンタルの影響も出てきます。
食べやすく、エネルギーがとれるものにしたいです。
とにかく、息子たちの大会前の食事対する悩みの期間が短くなったことと、献立の悩みが少なくなったことはよかったと思います。
スポーツ選手のメンタルトレーニング
テキスト最後の章には「スポーツ選手の心の鍛え方」までありました。
そうです、やはりスポーツにはメンタル大事です。
そこも漏れずにこの講座を受講すると学習できます。

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期待外れなのは・・・
通信講座ですから当たり前なのですが、、、、
この講座を受講しても料理の腕前は上がりません。
レパートリーも増えません。
新たな味付けも加わりません。
基本は一緒
年齢や性別、スポーツの種目や体調などにあわせた調整は必要です。その調整によってはパフォーマンスに影響が出ます。
しかし、スポーツ選手の食事も、基本的には一般の方と同じ。
食事の基本である「主食・主菜・副菜・スープ・乳製品・果物」を組み合わせて提供する。
したがって、今回の講座受講によって、食事の基本の再認識と、献立のための知識習得ができたことが収穫でした。