教えたがり

ソフトテニス, 不登校, 健康, 未分類

再休校になり、部活再開や試合等先の見通しがない中、中学生の次男は今週、2日間

テニスコートを2時間ずつ借りてサーブ練習してました。

相手がいないので、1人で黙々とサーブ練習をしては、ボールを拾う、という繰り返しです。

コートが4面あるので、隣で練習しているグループがあります。

中学生が一人でサーブ練習をしていると、何かしら大人たちは声をかけていきます。

テニスは一人ではうまくならない

テニスは二人または二組のプレイヤーがネット越しにラケットでボールを打ち合う球技です。

コートを借りて一人でサーブ練習をしていると、コートの無駄遣いにも見えますね。

もちろん、中学生料金なので助かっていますが。。。

そして、一人でサーブ練習をしている子どもがいると、

ソフトテニスのプレーヤーだけでなく、硬式テニスのプレーヤーまで息子を見ながら

何かしら声をかけてくれます。時には通りすがりに、時にはしばらく見てから、

そして、時にはコートに入りサーブを受けてくれて・・・。

頼んでいないが、コーチ志願?

黙々と打ち続けている次男。

数球打っていると、ネットにかかることもあるし、フォルトになることもある。

1人でブツブツ言いながら打っています。

今日は集中してないな・・・集中集中・・・

なんでだ?何がおかしいんだ?

素人の私から見ても、きれいな打ち方の時と、そうでない時が何となくわかります。

でも、母親から言われて素直に聞く子ではないので、感想を聞かれない限り、私からは何も言いません。

しかし、よそのオジサンは、頼んでもいないのに近寄ってきて

何年生?うまいね。
サーブ打ってごらん、みてあげるから・・・。

体幹がブレるね・・・・

また、他の人は・・・

そんなに力を入れないでいいよ。
でないと、疲れちゃうから。
コース重視で打ちなさい。

また、他の人は

脇の部分をひねって・・・・

足の向きに気を付けてごらん・・・

とにかく、「うまいね」「すごいね」とべた褒めしてくれます。

そして、それに加える形でアドバイスをしてくれるのです。そのたびに次男は、素直に耳を傾けます。

はい。ありがとうございます。
やってみます・・・

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素直がかわいい

我が子ながら、それぞれのオジサンたちから言われることを素直に聞いている息子がかわいい。

素直に聞いて、汗をダクダクとかきながら、一生懸命打っている。なんだかんだと結局2時間。

時々、オジサンと息子の笑い声も聞こえてくる。

いい息子さんだね。
これからがたのしみですね~

と、母親の私に言ってくれて、次回のお誘いをいただいてお別れしました。

ただ、実際はうちの子、あんまり素直じゃないのよ~、屁理屈野郎だし、案外腹黒いところあるから(笑)

きっと腹の底では

うっとおしい・・・
まったくぅ、次から次と、何だよ。
教えてなんて頼んでないじゃん・・・
オレはオレのやり方でやりたいの・・・

って思っているに違いないんですよ~~~~~~~~~~~~

いや、本気で感謝してた

帰宅してから、実際にどう思っていたかを聞いてみた。

みんなうまかった。
無駄な動きがないっていうかさぁ。
結構、いい歳だと思うけど、かなわないんだよね。
オレのためにレベル落として相手してくれてたんだよなぁ、きっと。

へぇ、そう思っていたんだ。
確かに、5,60代だったよね。
若い人も3,40代に見えたね。
途中で聞いたら、
〇番目と〇番目のオジサンは国体選手だったんだって。
途中で、ラリー相手してくれた人は神奈川の高校でインターハイ行ったことある人と、
その後の女性も国体選手だって。
やっぱり、上手だったね。

へぇ~~~~~~
すげ~~~~~~
やべ~、明日筋肉痛だ。

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みんな僕を見てくれてた

アドバイスされたことをどれだけ、息子が受け入れたのか聞いてみた。

みんなバラバラのことを言っているのかと思っていたから。

みんなバラバラなこと言ってたけど、
何か役に立つことあった?

オレが言われた通りにできるかどうかは別として、
オレの弱いとこみんなついてきた・・・
すっげーの。

中学校の担任には全く素直ではない(表面は素直っぽくしています)のに、

なぜ全く見ず知らずのオジサンたちにはこんなに素直なのでしょう・・・・。

その理由の1つは、自分自身だけを見てくれて、自分に向けて言ってくれたアドバイスだとわかったから。

担任が「下駄箱の靴」を褒めた、外見だけを見ている褒め方、

しかもそれに気づいている「オレってすごいでしょ」ってアピール含みの褒め方ではない。

教えたくなる子に

ん~~~~、

確かに、見ず知らずの子どもにアドバイスしてくれる面倒をわざわざしてくれるわけだから

オジサンたちはいい人なのでしょう。

そして、同じスポーツを一緒に楽しむ仲間として接してくれていましたし。

部活で打ってるより、大人のオジサンたちと一緒にやると楽しいぞぉ。
部活を引退してから、本当のテニスの面白さがわかるんだよなぁ。

テニスが楽しくてやっているんだなぁと伝わってきます。

息子は「強くなりたい。うまくなりたい。」と思ってがむしゃらに打っていたから、

楽しそうなオジサンたちから何かを感じたのかもしれません。

教えていただいた後は、ボール拾いやコート整備のブラシかけも率先してやっていてほんとかわいい。

そっか、オジサンたちは息子に「教えたい」というより、息子を「教えたくなる子」と思ってくれたに違いない。

恥ずかしくない親に

時々、息子たちのことをよそのオジサンオバサンに褒められることがあります。

もちろん、子どもを褒められて嬉しくない親はいないと思いますが、

わざわざそれを伝えて下さることに本当に感謝です。

息子たちの顔に泥を塗ることのないように、息子の親として恥ずかしくない対応を心がけています。

情けは人のためならず

次男がテニスコートで出会ったある男性が帰り際にやはり息子を褒めてくださいました。

すると会話の流れから、私が五十肩で腕が上がらないと口を滑らせてしまったのですが、

その場で突然、五十肩の痛みをとる治療が始まりました(笑)。

「操体法」というらしい。

あやし~~~~い感じでよそのオジサンと母親が腕の上げ下ろしをしている様子を横目で見ながら

サーブ練習をする息子。

あら、不思議、数分後には腕がけっこう上がり「おやぁ~~~~~????」と驚く私。

息子がよそのオジサンに素直だったから、私にもおこぼれが来た感じ。

実際には、五十肩が治ったわけではないので、毎日同じことをして痛み自体を軽くして動かす。

リハビリと同じで、肩が固まらないように動かすってことがやはり大事なんだと思う。

しかし、まず痛くないってのがいいです。

息子のお陰で、操体法というやり方に出会うことができました。

息子のおかげです。

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これからのこと

息子たち中学三年生の部活は、例年6月の地方大会で終わるか、7月の県大会、8月の北信越大会でほとんど終わりです。

しかし、今年は、その大会1つひとつの開催があやふやです。

オリンピックは延期しましたが、中学生の大会は延期はできないでしょう。義務教育の期間は決まっているから。

子どもたちも口にはしませんが、心の片隅には「無」の可能性に気が付いています。

だから、サーブ練習1球1球に力が入らないこともあります。

ここで頑張っても、意味ないかも・・・・心に浮かんでは消え、浮かんでは消え。

でも、勝つことが目的ではなくて、テニスが楽しいんだよってことを見せてくれたオジサンたち。

世の中には、そういう場があるとわかった。

もともと不登校の子にはいろいろな居場所があった方がいいと思っていましたから

年齢が全く違う人たちのこういう場もありだなぁと思いました。

息子がどう感じたのかはわかりませんが。

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Posted by カトラ