うれしいのは伝えてくれること

ソフトテニス, 不登校, 未分類

やはりなぁと、新聞一面記事を読みました。

日本中学校体育連盟(中体連)は新型コロナウイルス感染拡大を受け、

今夏に東海地方で予定される全国中学校体育大会(全中)を中止する方針であると。

中学生の大会が続くところ

全国中学体育大会(全中)は、各種競技、中学生の体育部活の大目標に位置します。

次男のソフトテニス部でも大目標はそこです。

もちろん、その前の段階にいくつも大会があり、

市中大会、中信地区大会、県大会、北信越大会と、勝ち抜いていかなければならず、

同校部活の先輩でそこに行きついた人はいません。

可能性はゼロではないものの

同じ中学生が出場する場なので、誰が全中に進んでも不思議ではない。

しかし、何となく次男の部活内では「無理だよ」と思っている。

あきらめているわけではないけど、自分の力もわかっているところもある。

もともと、次男の目標はそこではなく、「県大会出場」ですから。。。。

ただ全中出場はムリだとわかっていても、目標には違いない。

中学3年生の夏のそこを目指して、まずは地方大会を目指して頑張っているのでしょう。

宝くじで3億円あてたければ、まず一枚でも買わなければ可能性は0、というのと同じかな?

いやごめんなさい、宝くじにあたるという「運」みたいなこと言って、

本気で真剣に取り組んで、地道な練習を積み重ねている方が多いはず。

地方大会の決定はこれから

新聞記事によると、市中大会~北信越大会の開催の有無はあと数週間のうちに決めるらしい。

なかなか厳しい社会状況です。

オリンピックでさえ延期。

選抜高校野球も中止もありました。

卒業式や入学式も。

各種イベントや、人生に一回であろう大イベントの中止も。

参加予定だった方たちも残念な思いをしているでしょうが、

企画準備をしたみなさんは、どれほど悔しく悲しく、残念な思いをしてることでしょう。

一生懸命準備し、胸が張り裂けそうな思いで中止にした方たちも多いことでしょう。

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新聞記事

高校総体、全中大会が中止へというのは、

冒頭に書いた通り、新聞一面の記事でした。

テーブル上に置いてあるので、次男も確認していました。

中止ってこと?
やっぱね~

まぁ、ほぼ中止決定だね。
地方大会は、まだ決まってないみたいだけど。

ないんじゃない?
でもまぁ、仕方ないと思うよ。

なんだか、冷静だなぁ。今どきの子たちの特徴でしょうか、諦めでしょうか。

情報の届き方

息子たちの休校について

部活動停止について

運動施設利用について

再休校について

登校日停止について

登校日停止の取りやめについて

不思議なことに、これらの情報すべてが、遠くから届きます。

最初にテレビ等のニュース報道。

市長からのお知らせ(市広報の一斉メール)

その後やっと学校からの一斉メール。

子どもたちには親から伝える。

一方向へ情報が流れてくる。

そして、その流れに身を任せるしかない子どもたち。

周りの流れに合わせることに慣れています。

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流れる情報に掉さす

「山路を登りながら、かう考へた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。」

夏目漱石の小説『草枕』

私たち世代は教科書に載っていたので学習した方も多いと思いますが、

理性や知恵だけで割り切って振る舞っていると、他人と摩擦を起こす。

かといって他人の感情を気遣ってばかりいると、足をすくわれるといった意味でした。

そしてこの時初めて理解したのは「棹さす」の意味。

「水をさす」との混同で「さす」というと「邪魔をする」というイメージがあります。

だから、「情に掉させば」を「情に逆らったり抗ったりしても流される」という意味と間違えそうです。

しかし、「棹」は船の舵である棹のことだから、

「棹をさす」とは、船頭が長い棹で水底を押して、船を水流に乗せることをいいます。

つまり、「掉さす」は、流れに逆らって船を止めることではなく、

むしろ、水底に「棹をさして」勢いがついた船は流れに乗って早く進むということ。

実際に、「掉さす」ことによって船が止まるか進んだか・・・・「止まると答えて私は×」

テストに出たため、すっごく覚えています。もう間違わないぞ。

掉がささった

情報一方向へ流される息子たち。

むしろ、今の社会情勢なのだから仕方ないと・・・「掉さす」ことはないがその流れそのものに乗っている。

「全中大会中止へ」新聞記事が届いた日の夕方、

次男のソフトテニス部顧問から連絡網を使って一斉メールが届きました。

内容は、新聞記事と同じ「全中大会中止を知らせるもの」でした。

早速、次男にそのメールを見せました。

ふ~~ん。やっぱり。

でも、そのメールを読み返している次男の様子は「全中大会中止」に落胆というよりも

顧問からこの情報を確認できた安堵感のような、

顧問との距離を近く感じているというか。

とにかく、がっかりではなく嬉しそうでした。

メールの後半には「再開を目指して準備してほしい」と顧問の気持ちも添えられている。

顧問からの「忘れてないぞ。」というメッセージが伝わりました。

方向は変わらないけど

嬉しそうに顧問からのメールを読む息子を見て思いました。

部活再開が難しいこと、大会もなく引退の可能性があるという方向は変わらない。

頑張っても努力が実を結ばないことがあるかも。

ただ、その中で、顧問からのメールは「棹さした」のではないかと思いました。

今の厳しい状況で流れていくのと同じ方向に流れていくしかない、何も変わらない、、、けど

みんなで一緒に仰向けになって足から流されていくのではなく、

少し加速度的に流れに頭を向けて泳いでいこう、って感じ。

流されるよりも、流れに乗って泳いでいく感じ。

自分を「大会が無いまま引退したかわいそうな学年」と思うのではなく、

このコロナ禍にいる自分たちにあるチャンスを見逃さないこと。

中止になって、悲しく絶望的になるだけではない。

悲しくても、悔しくても、壊れない何かをみつけられるような気がします

心理学的に言えば、私たちが不幸になるのは不幸な出来事があったからではなく、

出来事を不幸だと思ってしまうからと言われています。

『絶望に慣れることは、絶望そのものより悪いのだ』

カミュ『ペスト』

顧問のメールから、今の状況をチャンスに変える可能性を感じました。

少なくとも子どもの心は動いたわけで、

きっと顧問のメールで、顧問と生徒たちの距離は近くなっているはず。

もし部活再開してもこの部は大丈夫ではないでしょうか。

「忘れない」ことも大事だけど、忘れてないよと「伝えること」も大事ですね。

次男の不登校も理解してくれている顧問からのメールが嬉しくて紹介しました。

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Posted by カトラ