ホイル焼きは天才

休校中の中学3年生の次男の宿題で夕飯を作ってもらいました。
家庭科の宿題が「夕飯の献立、作る、実食、感想提出」でした。
長男の小学校時代から合わせると、「家で作るってたべてもらう」という宿題は何度かありました。
私たち世代はせいぜい「こふきイモ」「みそ汁」ぐらいだったと思いますが。
今回は「献立づくり」でうまくいきました。
1人で作ってほしい
長男は小学5,6年の頃、毎週土曜日に「パン教室」に通ったこともあり作ることに抵抗はありません。
しかし、次男は普段ほとんど台所の手伝いはしないし、作るのはラーメンだけです。
今までの「宿題」では私が手伝い過ぎていたので、今回こそは作らせたい。
今までならば、「栄養バランス」とか
「おいしそうに見える」とか
「すごいと思わせたい」とかを重視したけれど
でも今回は、「一人で作れる」が私の希望。

まずは献立を考える
一人でできるものとして何があるか次男に聞いてみた。
答えは、ラーメンと卵かけごはん
予測していた答えだけど、
卵かけごはんは調理してないし・・・
何ができるか聞いてみた。
「煮る」と「チン」
・・・
長男は「野菜炒め」を宿題で作ったが、次男は「炒める」が無理という。
「カレー」が無難か?
しかし、そこは中学3年の維持があり
「カレーは小5で作ったじゃん(# ゚Д゚)」
ましてや、次男はもともとカレーが好きではない。
包丁よりもピーラーが怖い
長男はピーラーで自分の指の皮を削ったことがあり、ピーラーを恐々使っています。
次男は慎重なので自分の指をピーラーで削ったことはありませんが、兄の痛がる様をみました。
それ以外にも「ピーラーで指を削る」話はたくさん耳にしているし、次男は想像力が豊かなので、指を削った時の痛みや血が流れる様子を想像してしまい、とにかくピーラーは使えません。
そういう点からも、「カレー」はジャガイモ、ニンジンの皮むきを想像して却下だったのかもしれません。
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取り合えず行動
結局、自宅ではメニューが決まらず、スーパーへ買い物に。
野菜売り場から・・・
春キャベツが「食べてください」と正面に並んでいます。
なんと「新ジャガイモ、新玉ねぎ」も。
「グリーンアスパラガス」も袴を水につけてもらって瑞々しくいます。
もう肉じゃがに決定
キャベツはコンソメスープになって
新ジャガ、新たま、ニンジンは肉じゃが
新ジャガは皮を剥かなくていいし、ニンジンも我が家はたいてい皮を剥かずに使う。
アスパラはチーズ焼き
う~~~~ん、メインは・・・
鮭のホイル焼き、と決まりました。
さて。ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを乱切りに切って電子レンジで「チン」。
肉じゃが用の乱切りは我慢できましたが、ホイル焼き用の細切りだけは手伝ってしまいました。

アルミホイルを広げて、鮭を並べる。
一緒に切った玉ねぎ、細切りのニンジン、シメジ(バラバラになって売っている)を並べ、塩コショウとマヨネーズをかけてホイルを巻く。
グリルに並べてあとは蒸し焼きにする。
肉じゃがは肉とシラタキは炒めるけど、それ以外は「チン」してあるから煮込み時間は短いし、味付けは「すき焼きのたれ」にお任せ。
キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、ウィンナーはコンソメで煮れば野菜スープ出来上がり。

グリーンアスパラもアルミホイルに並べて、オリーブオイル塩コショウ、溶けるチーズでグリルへ。

まぁ、なんということでしょう・・・・
思った以上に簡単だから、次男でも作れたし、しかも出来上がりがステキ。
しかも、おいしいし
ホイル焼きは天才!!

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実際の評価は?
ところで、気になるのはこの宿題の、先生からの評価。
なぜ、評価を気にするのかというと、
昨年度、不登校の次男は家庭・技術科の評価はついておらずアスタリスクマーク「*」
テストは受けて一応、家庭科の課題となっている制作物は可能な限り学校のミシンを使ったりして提出したらしいのですが・・・
授業自体は出席しないし、課題のすべては提出できていないので、評価の基準に達していないのでしょう。
その通知表を見て、今年は受験生なので、「評価なし」はつかないようにしようと本人が決めたのです。
そんな矢先のコロナ騒動。
家庭科室での授業がないことは、次男にとっては「ラッキー」ですが、そんなこといっていられません。
受験生にとって成績評価は、コロナ禍の影響でどうなるのか、不登校生徒ならずとも気になるところです。

評価必要?
実際、各家庭事情もあるでしょうから、献立メニューや費用で評価するわけにもいかないでしょう。
それ以上に、今回はホイル焼きが天才という再認識ができたことが収穫。
ということで連日ホイル焼きメニュー。
いけます。
バターやオリーブオイル、マヨネーズやドレッシングなどちょっとアレンジすれば毎食いけます。
具材は魚が多いですが、新たま、長ネギ、エノキ茸だけでもおいしいです。
そしてまた、自分で作ると、やはり残さず食べるのでとってもよい。
ましてや次男は野菜嫌いなので、今回のように野菜たっぷりメニューは体にもよさそう。
献立を考えるのはやっかいだけど、次男が野菜をたべてくれるから、調理の宿題は我が家ではウエルカムだわぁ。