チケットとれました

新型コロナの影響でいろいろな催しが休止しています。
この先の開催予定も不透明。
7月予定の公演がどうなるかわかりませんが、先日チケット予約開始されました。
昨年は30分以内に完売したチケットですから、開始時間にポチっとできるようにスタンバイ。
7月では開催を危ぶむ人が多かったのか、今年はスムースに接続してチケットを手に入れることができました。
7月12日塩尻レザンホールでの神田伯山独演会、どうか中止になりませんように。
松之丞あらため
神田伯山は名跡で、現在は6代目です。
昨年までは神田松之丞で講談を演じていましたが、今年の2月に伯山を襲名し、襲名披露公演を始めた矢先です。
今回の新型コロナ感染拡大予防のため、その襲名披露公演も途中からできなくなってしまいました。
講談というものに特別思い入れはなかったのですが、2年くらい前たまたま彼の演じる「赤穂義士銘々伝・赤垣源蔵 徳利の別れ」をラジオで聞き、4,50分のその世界に引き込まれたのが最初です。
もちろん、忠臣蔵ファンとして、その別れの場面は映像で知っていましたが、講談によるその話を耳から聞きながら思わず号泣してしまいました。
時間があるときにはYouTubeで講談を聞くのですが、一席が4,50分はあり、たいてい何話も続くので、覚悟が必要です。

幼名
神田松之丞が伯山を襲名する際に、聞いた話ですが、
赤穂義士の中で一番幼く、十六歳で切腹した大石主税は、討ち入り前に急いで元服をむかえるわけですが、
幼名が「松之丞」だったそうです。
忠臣蔵もお得意の彼にぴったりの名前だったのではないでしょうか。
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名前の付け方
名前は親につけてもらうものばかりではないですね。
ペンネームとか俳号とか、自分でつけることもある。
気軽に考えたり、ひらめきで決めたり。画数など本格的に考えたり、、、
金之助
みなさんご存知、夏目漱石さん。本名は金之助さん。

漱石はペンネームですが、その由来も有名です。
中国の故事「枕石漱水」が元になっているそうです。
「流れに漱(くちすす)ぎ石に枕す」と読みます。
「俗世間から離れて、川の流れで口をすすいで石を枕として眠るような自然の中に身を任せた生活を送りたい」という意味のようです。
それを間違えて「漱石枕流」
「石に漱ぎ流れに枕す」と言ってしまった人がいたんですって。
しかも、そのお方、言い間違いを指摘されても素直に認めず、
「言い間違えじゃないもん、本気で言ってるわけ。つまり、石で漱(くちすず)ぐのは歯を磨いて丈夫にするためだし、流れに枕するのは耳を洗うためだから。」とこじつけを言ったんですって。
ということで、漱石枕流は「負け惜しみ、頑固者」などの意味があるそうで、
金之助さんはこれを気に入ってペンネームに使ったんですね。
ちなみに、このこじつけの言い訳を聞いた方が「さすがにうまい言い訳をするもんだ。」と言ったか、言わずか
「流石(さすが)」という言葉もこの故事が元になっているそうです。
漱石さんネタ
漱石さんと言えば、
10年前NHKで「坂の上の雲」で秋山正之や正岡子規の同級生として夏目金之助が出てきて、
その役を小澤征悦さんが演じていたのですが、ちょっとイメージが違っていて・・・・残念。
だって、漱石さんは胃潰瘍の出血が原因で亡くなるくらい長い間胃潰瘍に苦しめられていたくらいなのですからもっとスリムだったと思うし、あばたはあったけど美男子だったというし。。。
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胃潰瘍の原因はピロリ菌?
ところで、夏目漱石の胃潰瘍の原因は「ピロリ菌」だったのではないかと言われています。
実は、私も胃潰瘍~十二指腸潰瘍を5,6年患いました。
仕事のストレスも多い時期だったので、ストレスが原因で胃痛があると思っていました。
夜中の胃痛はつらかったし、脂っぽい食事は胃もたれがひどかったし・・・
胃カメラで見たらかなり出血していたし。。
結局、人間ドックがきっかけで検査したところピロリ菌がみつかり、除去することになりました。
二週間ほど抗生剤を飲み続けるのですが、幸い、それで私はピロリ菌除去できました。
中学生にもピロリ菌検査
ピロリ菌は5歳頃までに感染し、胃・十二指腸潰瘍やポリープ、胃がんなどの原因となります。
我が家の場合、子どもが幼稚園頃まで私がピロリ菌を持っていたことになるので、もしかしたら子どもたちにうつしているかもしれません。
感染早期、できるだけ若いうちに除菌するほど、胃がんなどピロリ菌による病気を予防することができます。
そのため、中学生、高校生を対象としたピロリ菌検査や陽性者に対する除菌治療が市町村や都道府県単位で行われており、息子の学区はその対象でした。
長男の時はありませんでしたが、次男は昨年対象学年になり、尿検査でピロリ菌を調べました。
尿検査の正確性は100%ではないと言われましたが、苦痛なくできるため一安心です。

オチ
落語にはオチがありますが、講談にはオチは特にありません。
クライマックスに近づけて「そろそろお時間です」って感じで終わりになる。
そうです、今日の話にオチはありません。
チケットがとれた嬉しさだけで書きました。