うちの子いちばん

親バカであることは自他ともに認めます。
でも、本当にうちの子たちがいちばんかわいくて、母親でいられることを幸せに感じています。
二匹の犬もそうですが、二人の息子も。
比較してわかること
犬二匹の反応の違いや、兄弟二人の比較をして、同じ環境下でもそれぞれ違うものだなぁ、と個性を感じます。
例えば、私が具合が悪くて寝室に行くと、次男は氷枕とポカリを持ってきてくれ「何か必要なものある?」と聞いてくれます。
一方、そんな時長男は、束縛がなくなって解放されたように自由にふるまっています。
ただし、長男が一番動くのは、実は弟のことです。
弟が病気でわがままな時は、それを叶えようとアイスを買いに行ったり欲しいものとってきたりするのです。
時々、比較することに意味がないことや反省もするのですが、2つを同時に見れるからあらためて個々の違いや個性を理解できることもあります。
2人だけでもその違いを認識させられるので、兄弟が多ければ多いほどれを感じるのでしょう。
一方、一人っ子の場合の親御さんはどう感じて個性を認識しているのでしょう。
子どもの友達と我が子を比べてる
次男と同じソフトテニス部で一人っ子のママと話す機会が久しぶりにありました。
部活の練習試合で、それぞれ応援に来ていたのですが、小学校低学年で同じクラスになったこともあり、会えば話も自然と長くなる相手です。
開口一番
いいね~○○君(うちの次男)は。
えっ?何が?うちの子何かした?
○○君は身長何センチ?
大きくていいね。
そうだね、うちは中学で伸びたけど、人によって大きくなる時期違うし。
◇◇君のお父さんはいつ伸びたって?
まだこれからじゃない?
身長だけじゃなくて、精神的にも・・・。
○○君とうちの子が同じ中学3年とは思えないんだよね。
○○君って、本当にしっかりしてるよね。
私に会ったときに、「あっこんにちは、お疲れ様です。」なんていうのよ。
うちの子、そんな風には言えないし。
いや、普通の中学3年はそんなこと言わないと思うよ。
どっちかというと、うちの子がちょっと違う。
いいよね~~~。
他の子を見ていると、本当にうちの子がダメな子に思えるんだよね。
えっ??????
しんどいね。
・・・。

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いじめ問題
昨年(中学2年)、次男が不登校で部活も休みがちだったころ、部内でいじめ問題が起きたのです。
結局、詳しいことはわからないのですが、一人の子を標的に、複数人が同時にテニスボールをぶつけていた場面を先生に見つかり、ぶつけていた側の生徒が罰を受けたらしいのです。
その時に、部内で話し合うことはなく、罰を受けた生徒の「奉仕活動(草取り)」で幕引きだったそうです。
この罰を受けた側の一人が、先ほどの一人っ子の息子です。
小学校低学年の記憶しかない私からは、彼がいじめに加担していたことが想像もつかなかったのですが。
ママが変わってきました
一方、時々しか会わないそのママとの会話の中で、時々、「あれっ?」と感じることがありました。
例えば、そのママに「○○君は強いから、1勝もできない気持ちわからないよね。」って言われたことがあります。
その時に、あっこのママ、ちょっと気持ちが病んでるなぁ、と思ったんです。
もし、「勝てない気持ち」があるとしても、それは息子自身です。
なのに、実際にはその息子から「負けて悔しい」という言葉を聞いたことがないと言うのです。
勝っても負けても全然変わらなくて、嬉しいのか悔しいのかわからないの~っ
おやおや?そうなると「勝てない気持ち」が息子にあるのかわからないし、ましてやその息子が我が家の次男に特別な感情を持っているかどうかもわかりません。
明らかなのは、そのママが私に対して腹に一物ありそうということです。

ごめんなさい。わからなくて
つまり、そのママは「勝てない息子をもつ母親の気持ち」わからないでしょ?って私に言っているわけですね。
私とあなたと比べても・・・・ごめんなさい。あなたの気持ちわかりません。
まぁそのママが言うのも確かで、その息子は3年生ペアのなかでは一番戦闘力の弱いペアの後衛です。
しかし、一方我が子には、「勝ち続けることを期待される」プレッシャーがあります。
実は私、これを本人の口から聞いた時は、ちょっとグッときました。
「負けたらがっかりされる」不安に押しつぶされそうな息子を持つ母親の気持ちわかります?
いずれにしても、それぞれの息子自身の成長のきっかけであるような気がします。
ひいては母親の成長かもしれません。
それぞれがせっかく与えられた成長のチャンスを支えることが親のできることで、問題をすり変えることではないですよね。
母親の役割
息子が苦しくて、つらくても、親はそれを代わることはできないし、代わることがいいことでもない。
例え世界中の人が敵になった時でも、母親は味方でいるということを示すしかないと思っています。
実は、いじめにはもっといろいろあったのです。
いじめられている側のお母さんと立ち話をしたことがありました。
名前を伏せて、ココだけの話・・・ということで話し始めたのですが。
ラケットを隠されたり、文具を壊されたり、ボールをわざと他人の家に打ち込んで取りに行かせたり、ペアになった時、試合中にハイタッチをしようとしたら拒否されたり・・・なんとも。
多くのいじめでそうであるように、いじめる側は案外周囲からは悪い印象はなくて、むしろ成績優秀。
いじめられた側が事実を伝えようにも、なかなか信じてもらえなかったり、歪曲されたり、原因はそちら、という扱いを受けたり。
明らかに、いじめた側のママといじめらた側のママそれぞれ、言い分が違い、すれ違っています。
特に、いじめた側のママは、本来プライドが高いので、いじめたという烙印をおされ、学校の先生から注意を受けたことでショックを受け、なぜ息子がそのようなことをしたのかを考え馳せていません。
いじめられた側のママは息子かわいさのあまり、息子が望んでいるか確認せず、すべてを学校の先生や相手の親に直接伝え、相手に非があることを正当化しようとします。
お互いに言うことは同じ
「もう、あのお母さんとは普通に、平気な顔して話すことはできない。」
いったい、それぞれの息子はどうなりたいと思っているのか・・・。
それぞれの親は、これまた口をそろえて同じことを言いました。
「二人とも幼くて、子どもっぽいからか、深く感じてないみたいなんだよね。」
本当の問題は?
あらっ、肩透かし。
2人とも、相手に対しては強い恨みとか、妬みがあるわけではないようですし、それを親も知っている。
なら、問題はママだけじゃない?
ママ友の関係性の視点から結局、ママ自身の個としての問題を解きはなつお話を読みました。
「不自由な絆」朝比奈あすか 光文社
を読むと、しんどい気持ちとちょっと冷めた気持ちが入り交ざって、最後にふ~~~ん。
それぞれ抱えるもの、子どもや家族のことなどで視野が狭まり、相手の立場になって考えることができなくなってしまう様子がリアル。
小説のようにうまくまとまることはないと思いますが。
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夫のこきおろし
ママ友や主婦の会話で時々あるのは夫の悪口や愚痴を言い合う共感です。
夫のしでかした事やイラっとさせられた事を笑い話の種にしています。
「悪口」といっても、真面目そうに見えるあのご主人がそんな間抜けな一面もあるのね~という類のもので、むしろ人間性を垣間見せ、親近感が増す内容ですから、世の男性陣は心配には及びません。
ただ、今回の一人っ子ママとの話で気になったのはこのご主人の悪口です。
聞いている私がフォローできない・・・。
息子が学校から注意されたのは、全部私がいけない、私の育て方がいけない。って言うの。
息子に注意してほしいというと、息子に対して怒り、何日も口をきかなくなってしまうの。
くそ夫だね。
もちろん、そんなこと言えないし・・・
上沼恵美子さんがテレビでダンナをこき下ろしするのは妙~~にうなづいてしまうのですが、このこき下ろしは何とも聞いていてしんどくなりました。
帰宅して、私の夫に話すと、
あぁ、きっと、その話をするとき既に、その奥さんはご主人を責めた話し方をしているね。
それに対する返答の一部抜粋でしょ。
例えば、息子に注意してほしいという時に、息子がこれこれこういうことをしたのは普段、お父さんが子どもの相手をしてくれないのが原因だから、ちゃんとお父さんからも叱ってください。
みたいな言い方になっていて、奥さんにそういわれたご主人はイラっときて、そのまま息子に言うから八つ当たり気味で怒っているんじゃないかな。怒りが2倍になっているから収集つかない。
おやおや、まるで、自分が普段そのような体験をしているからよくわかる、というような分析ですね。まぁいいや。そういうことかぁ。
きっと、本人が気が付かずに、かなりご主人を責める話し方をしていると思うよ。
それは、もしかしたら子供に対してもそうかもね。
なになに?あなたはいつから主婦分析家になった?
オレのこともかなりよそではひどいこと言われてると思っているけどね。
いえいえ、笑い話程度ですよ。
言ってんじゃん。
それぞれの幸せ
あらためて感じるのは、人の幸せってそれぞれだなぁということ。
他人の目にどう映ろうが、人が口を挟むものじゃないしね。
人のことを気にする時間があったら、もっと楽しいこと考えたらいいよね。
