お隣のコーギーは術後療養中

お隣のうちでは我が家よりも先に犬を飼い始めたので、おそらく10歳以上のウエルシュコーギーのメス。
数日前からエリザベスカラーを装着しており、事情を聞いたところ、
「乳腺腫瘍」の手術をした後で、傷口をなめて治りが悪くなるといけないから、とのこと。
でもいつも通り元気そうでよかった。
メス犬、高齢…乳腺腫瘍
我が家の犬は2匹ともオスで、小さい時に去勢手術をしました。
オスの高齢犬がかかりやすいと言われる前立腺や精巣腫瘍等のリスクを低くしたいと考えたからです。
同じように、高齢メス犬のかかりやすい病気があるそうで、その一つが乳腺腫瘍だということです。
避妊手術をしてあるメス犬はかかりにくいそうですが、そのお隣のわんちゃんは、避妊手術もしてあったけれど今回、乳腺腫瘍が見つかり、手術をしたんです。
獣医さんに「避妊手術をした時期が遅すぎたかもしれない。」と言われたそうですが、手術自体は子宮や卵巣の病気を予防するから無意味ではないと説明されているようです。
犬はおっぱいはたくさんあるので、一部を切除してもまたほかの部分にできることもあるし、今回まだ、細胞検査の結果を聞いていないのではっきりしてはいないそうで心配ですが、見た目はかなり元気で、人間を安心させてくれています。
ストレスだろうなぁ
そのわんちゃんはトイレを屋外でするため、お隣のお家はガレージから庭から全体に柵があり、逃げ出せないようになっています。
そして、そのわんちゃんはトイレの後すぐには家に入らず、ガレージの柵の前に座り、通行人を眺め、人間には愛想をふりまき、一方、我が家の犬や他の散歩中の犬が通ると吠えまくります。
実際、毎朝、我が家が散歩に出るときはいつもトイレあとの時間らしく、ガレージの柵、ぎりぎりのところまで出てきます。

今朝も、我が家の犬たちと歩き始めたらタッタッタッ、という犬の足音と「ウ~~~~」という犬のうなり声が道の方へ近づいて来ました。
いつも通り、来た来た…、近所迷惑にならない程度に早足で通り過ぎよう、と思いました。
しかし、次の瞬間、駐車場の柱と車の隙間にエリザベスカラーが挟まって身動きが取れずもがいているお隣のわんちゃんが・・・・「ガチャガチャ・・・」
それでも「ワンワンワン‼」と吠えまくっているのですが、その姿があまりにもコントのようにおかしくて、私たち人間だけでなく、いつもなら対抗して吠える我が家の犬も一瞬「キョトン」として、迫って来られないそのわんちゃんを憐みのまなざしで見つめていました。

本当は吠えてもダメ
飼い主さんがその鳴き声を聞きつけ急いで出てきて、術後、傷口保護のため、強く吠えることも制限されていると話してくれました。
そっかぁ、犬としてはかなり、ストレスだね。
入院自体は数日で済んで、喜んで帰ってきたけど、エリザベスカラーのために自分の気になるところは舐められないし、周囲の情報もわかりにくいし、やたらとあちこちにぶつかったり挟まったり‥‥
だいたいの犬は数日で「慣れ」てくるそうですが、イヤなものはイヤでしょうね。
早く傷口や体調が回復しますように。
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飼い主さんより早く年をとる
一般に犬の寿命が延びているとはいえ、やはり犬の方が先に年をとります。
お隣のウエルシュコーギーは5,6年前、犬としては青年から壮年期ごろは力も強く、散歩中も飼い主たちを引っ張っていくほどでした。
お嬢さん二人は中学生くらい、おばあちゃんは70代で、交代で散歩させていましたが、ある日の散歩中、おばあちゃんがその犬に引っ張られて転んで膝と腰を強く打ち歩けなくなり、救急車を呼んだこともあるほどです。
コーギー自体が力があるので、今も散歩でたいへんそうな場面も見られますが、前ほどではないようです。
やはり、犬の方が人間よりも早く年をとるのですね。
今では、お隣のおばあちゃんの年齢に追いついているそうで、お隣のおばあちゃんは、かつてそんなひどい目にあっても今でも順番に散歩に連れ出ているから、かわいがっているのが分かります。
いつもブラッシングをしてあげるそうで、その中でちょっと何かできた?と気が付くことができて早期発見で小さいうちに手術となったそうです。
ブラッシングやコミュニケーション・・・やはり大事ですね、犬の命を守ります。
なんと乳腺腫瘍はオス犬もなる場合があるそうで、早速、我が家の犬も点検です。
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コーギーのしっぽ
ところで、ウエルシュコーギーというと、尻尾が短く断尾されている犬が多いと思います。
他にも、トイ・プードルや、ミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリアなどは尻尾が短いというイメージがありますが、もともと彼らのしっぽは長いのです。
人間の都合で断尾していたんですね。

昔は、断尾すると狂犬病にかからないと思われていたとか、
狩猟犬はやぶの中でケガしないため、牧羊犬は家畜に尻尾を踏まれないため、などの理由があり断尾されていたようです。
コンクールなどに出そうとしている飼い主さんは断尾しているのかもしれませんが、最近は日本でも、断尾をしていない犬を見かけることが増えてきました。つまり、日本では多くが家庭犬ですから断尾が減ってきたようです。
動物愛護の進んだ国では断尾を禁止しているところもあるそうです。
断耳も・・・
たれ耳がかわいいシュナウザーも断耳すると耳がピンと立ち耳になるし、
ドーベルマンやボクサーなど耳がりりしくたっている犬も、多くが断耳されているから立ち耳なのです。

垂れ耳の犬は外耳炎(通気性が悪いために耳の中が蒸れて炎症が起こる病気)になりやすいというリスクがあり、病気を防ぐ意味で断耳を行う人もいるようです。
また、ドーベルマンの本来は垂れ耳でしっぽも長いのですが、警察犬や軍用犬として働く際に邪魔になってしまうことから、断耳・断尾が行われるようになったそうです。つまり、耳や尻尾は攻撃されたら弱点になってしまうからなのだとか。
結局、犬の断耳・断尾に対しては、国よっても個人によっても考え方はさまざまです。ただ、ドーベルマンにしても家庭犬として飼育するなら…断耳・断尾って必要かどうか、考えてもいいのではないかと。
犬が人間の都合で痛みを与えられている…なんとも…想像するとつらいです。
我が家のトイプードルたちは断尾されていないので、その苦痛を味わっていないと思うとホッとします。
猫も?
猫といえば、長い尻尾を優雅に立たせながら歩く姿が印象的ですが、
今よりも外飼いの猫が多かった時代は、尻尾が短い猫も多くいたように思います。
猫同士のケンカで負けたからだと聞いたことがありますが、
猫の社会は厳しいですね。
もちろん、人間の都合で断尾される猫もいるそうです。
昔は、尻尾が二つに分かれる猫又という妖怪にならないために断尾していたとか…?
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犬の高齢生活
以前も少し書きましたが、我が家の犬も今年、8歳、7歳になるので、何となく行動が鈍くなって年をとってきたなぁと感じています。
そのため、何となく今までよりも運動させたり刺激したりすることを減らしていました。
しかし、人間もそうですが、「刺激」はむしろ与えた方が老化予防のために必要なのだそうです。
それは、若い時に経験したときのワクワク、ウキウキを覚えているからこそ同じ場所、同じ道などに行くと頑張ったりはしゃぐのだそうです。
だから、今まで行ったことのないようなところへ年をとってから初めて連れていってもはしゃいで走る、なんてことはしないかも。
思い出の場所やニオイって犬にとっても大事なんですね。