友だちと同じ高校へ行きたい

中学三年生の次男は、現在志望校選択のために高校説明会に参加しています。
一方で、中学校では総合テストが重ねられ、悪い結果が続いています。
悪い、という表現も難しいのですが、次男本人がテスト結果をそう思っているということです。
受験生の不安はいつもある
前回の総合テストの結果が悪く、本人が不機嫌なことは明らかです。
そうなんだ。
まぁ、総合テストってなかなか思い通りの点が取れないっていうから、とにかく復習して積み重ねるしかないんじゃない?
なんて、言ってしまったので、次男のご機嫌はさらに悪くなり
今、オレに話しかけないでくれる!?
私も気を付けていますよ。点数が悪くても、怒らないようにするとか、他と比較しないとか。
でも、何をどう気を遣っても、受験生の不安はなくならないので、八つ当たりも甘んじて受けます。
友達と一緒に
私立高校の学校説明会に行きました。不登校友だちも誘えばよかったなぁと話していたところ、
いろいろ高校を見て思うんだけどさ、どこの高校がいいかっていうより、オレ、できればあいつと同じ高校に行けたら、って思うんだよね。
初耳…
え?○○君とそういう話をしているの?
いや、本気では話してない。
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ママ同士の話
次男が「友達と同じ高校に行きたい。」という話の理由などを聞いていくと、どうも、高校に入って新しい友達を作れるか心配だとか、友達が欲しいわけではないが「一人ぼっちでかわいそう」と思われるのがイヤだといった心配です。
高校からは自分の将来に近づけるところを自分で選んでいくということも十分わかっているうえでの話。
むしろ、次男の口から「友達」とか「ぼっち」という言葉が素直にポロポロ出てくることに驚きました。
教師の指示による集団行動とか、それを協調性と呼ぶこととか、愛想笑いで孤立を逃れるとか、一人で行動できないでトイレも教室移動もみんな一緒とかを毛嫌いしている割には、「ぼっちでかわいそう。と思われる」ことを心配するというちょっと矛盾していると思うけど、次男も、思春期真っただ中ですからね、そう思うんだなぁ。
ただ、私の心の片隅では、自分の志望校に学力レベルが追いつかない不安の逃げ道として、友達を出してきたのではないか?という疑いもあるのですが…。
早速、不登校友だちのママにお知らせ。
うちの子と一緒に、と言ってくれるのは嬉しいけど、自分の目標を変えたり、レベルを下げることはしないでほしい。そうされると、それが負担になる。
不登校の程度が違うというか、学力レベルも全然違うんだから。
でも、「一緒に」という目標を二人で持ってくれたら相乗効果で勉強をするようになるかもしれないね。
例え、同じ高校に入れたとしても、人間は変わるからね。ずっと今の二人の関係性のままいられるわけはないとわかってないよね。お互いそれぞれの人間関係は広がっていくし、付き合いも変わるし、人格も変わっていく可能性もあるから。
恋人同士にありがちだけど(笑)
実際、受験自体は一緒にできたとしても、一人だけが受かって、結局別々になったらそれこそ悲惨だよね。最終的には、自分が一人でも3年間行き続けられる高校を選ばないとね。
そうだね、最悪の場合もあるね。
ただ、一緒に行けたら心強いと思うのも確かだよね。
これを機会に、本当に行きたいと思える高校とか、将来のことをお互いに話してほしいね。
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友だちと一緒もありだけど
私は高校選びの基準に「友達と一緒に行ける」というのもありだと思っています。
それは、友達ママも一緒だったので、うまくいくといいなぁと願いつつ、一応、親同士で目安を決めました。
・相手に合わせるために、自分の目標変更やレベルを下げるというのは無し。
・結果は必ずしも思った通りに行かないこともある。一人だけが合格という場合もあるし、人格が変わることもある。
・最終的には、それぞれが自分自身で決めること。
行ったり来たり
これからの数ヶ月、勉強はもちろんですが、気持ちやモチベーションも行ったり来たりする受験生。
塾に行っていない次男は、全て一人で自己コントロールしなくてはなりません。
どう過ごしていくんでしょうね。
そういえば、長男の友達は将来のことがなかなか決められず、中三の12月に数日間、一人で京都へ行っていたそうです。
自分探しの旅。
1人で行かせた親御さんもすごい。まぁ、あとで聞いても、これといって何も変わらず楽しい京都の旅だったそうです。ほとんど修学旅行で通った行程だったとか。
それでも、一人旅に行った彼に対する周囲からのまなざしは大きく変わったようです(笑)。
生活道路が混んでいます
しばらくコロナ禍で街も道も閑散としていましたが、この秋の連休は人手がすごいですね。
もともと観光地に近いため、観光シーズンや土日は生活道路が混むのも当たり前だと諦めていたのですが、数か月間は全く込み合っていなかったのでそれに慣れていました。ところが、この連休中の込み具合は、また元に戻った感じがありました。
実際にこのあとの新型コロナの感染具合も気になりますが、このまままた観光地の込み合いが戻るのでしょうか。
ただし、今年の受験生たちは、感染の危険を考えると、自分探しの旅もなかなか…。
とにかく、体調をくずさず、悔いのない受験生活ができるといいですね。