「気にしすぎ」って言われた妊婦さん

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私たちが暮らしている地域でも新型コロナの感染状況が急激に拡大の様相を見せています。

その中で、まだ安定期に入らない妊婦さんが産婦人科医に「母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)の記載を依頼したところ、「気にしすぎ」と言われたそうです。

初めての妊娠、実家は県外。日々の通勤は公共交通機関を利用し、職場はワンフロア約60名以上の職員がおり、それら職員は毎日それぞれが不特定の人と会う機会がある。

その中で、通勤や職場での新型コロナ感染を怖いと思うことが「気にしすぎ」と言われたようです…

どうなんでしょう。

けっこうしんどいから

私が学生時代に男女雇用機会均等法(1985年制定)が画期的なことだと熱く語る女性の先生がいましたが、実際に働き始めた頃、その法律が自分を守ってくれている感覚はありませんでした。

なぜなら施行当初、各種差別禁止の項目の多くは努力規定だったからでしょう。その後1999年の改正により禁止規定となりました。

また、同法では母性保護のために、企業が女性労働者の通院や保健指導を妨げてはならないという「母性健康管理措置」規定もあります。

そして、コロナ禍においては、「新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援助成金」という対象事業主への支給制度もあるので妊婦が安心して出産育児ができる一助になっているようです。

私が妊婦だった2000年頃は、出産後も働き続けるためには産前は可能な限り出勤し、育休取得は1年未満、というのが暗黙で、結局働く女性の多くが妊娠退職していました。

私も妊娠時に異動辞令がありました。ただ、私も妊娠中はかなりしんどかったので責任のあるハードな職場からの異動は心身ともに助かりました。

ストレスはある

妊娠という身体の急激な変化への対応も結構大変で、個人差も大きいです。

つわりも人によってその程度やしんどさは違うし、日によっても違います。

加えて、身体的変化自体への戸惑いもあります。

本に載っている「妊娠の経過」のようなものと自分の状態が合わないとか、口にするもの一つひとつに対しても疑心暗鬼になってきます。

「これって、添加物多いかな」
「お酒入っているかな」
「胎児への影響あるかな」・・・

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私の体は大丈夫

私の隣の妊婦さんは我慢強いです。

私は大丈夫なんです・・・
つわりもほとんどないし・・・
○○さん(同じフロアの他の妊婦さん)は休まないのに、私だけが休むのはどうかと思うんです・・・
感染だって、マスクとか消毒で気を付ければいいんですよね・・・

そっか。わかった。
この感染拡大が怖いってことだよね?
休みたいって、会社に言い出しにくいかな?

できれば、休みたいです…
こういうの(新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援助成金)もあるそうなんで…

うん、休みたいんだね。
いいんだよ、「赤ちゃんのために」って言って。

でも、私自身は大丈夫なんですよ。
今も、体調は悪くないし。

何かあってから休む、というのは、赤ちゃんがいなかった体のことであって、これからは、今までの方法では対処がうまくいかないこともあるからね。
何かあった時に、後悔しないようにしてほしいなぁ。

で、彼女は自分でその制度利用方法を調べ、休業申請の書類作成のために、産科医へ相談に行っていたのです。

そこで医師に言われたのが、「気にしすぎ」という言葉。

もちろん、彼女は目的の書類は記載してもらってきましたが、

その「気にしすぎ」という言葉にキズついていました。

私、妊娠しているけれど体調いいのに、仕事休みたいと、医師には甘えていると思われたみたいです。そんなに危険な職場ではないのではないかと言われました。

いやいやいや、きっと産科医は
「気にしすぎて日々怖がって過ごすのは妊婦さんには良くないから、何事も気楽に考えなさい」ということを伝えたかったのでしょう。

しかし、妊婦さんに届いた言葉は、

「気にしすぎ」=「大げさに言うことで、自分が休みたいだけでしょ?」
「そんなこと気にしなくていいよ」=「お腹の子のことなんて気にしなくていいよ
と聞こえていたのではないでしょうか。
妊婦さんは悲しくて悔しい気持ちになったでしょう。

実際、彼女は「妊婦の権利だから、主張した」と言っているわけではないので、余計に傷ついたわけです。

赤ちゃんがお腹にいるんだから、いろいろ気になって当たり前よ~~~。
むしろ「あなたがお腹の子を守らなくちゃいけないの」
あなたにしかできないの。
微妙な母親の気持ちが、男性の医師には伝わらなかったかもね。

妊婦さんへの言葉かけにはできるだけ配慮して、誤解のないように伝えたいものです。

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傷つく言葉

相手が妊婦さんに限らず、知らない間に、相手を傷つける言葉を言っていることあります。

私はよく、「大丈夫?」と子どもたちに言うので、すごくイラっとされます。

私は「大丈夫?」とか「疲れてる?」という相手を気遣ったつもりで言っていたのですが、子どもたちには違うメッセージが届いていました。

大丈夫?

「そんなにオレって頼りないかな?」「信頼されていないな」…

あと、多いのは「だから言ったでしょ」という言葉は子どもたちをかなり怒らせてしまいます。

だから言ったでしょ。

はいはいはい、オレはどうせ、できないダメな子ですよ。

これらは、子どもたちが高学年になってから「お母さんのイラっとする言葉」として教えてくれたので反省することができたのですが、私個人は全く意識していませんでした。

気を付けたいものです。。。

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Posted by カトラ