他人から言われると捨てやすい

日曜日、子どもたちを連れて実家に行きました。
すると、駐車場に見知らぬ軽トラックが停まっており、何かあったのかなか?と思いながら近づき、
家に入ろうとすると、裏の方から会話が聞こえます。
どうも、今朝、深夜電気温水器からお湯が出なくなり、水道の業者に直してもらっている様子。
管の中が凍結
業者さんといってもいつもお世話になっている顔なじみで、何かと助けてもらっている方。
今回も、日曜日早朝から来て直してくれる。
本当に感謝です。
凍結していると言っても、管の中の汚れが固まったことが原因らしく、一部を外して掃除をしてくれました。
ところが実は、その管の掃除をする前の話です。
外から家につながる配水管のところにいろいろなモノが乱雑に置かれており、それを片付けながら管にたどり着くまでに大変だったとのこと。
家の裏の小さな屋根がついている下なので、棚をおいて漬物やらなにやらとにかくいっぱいあるのです。
確かに、漬物のタルや各種瓶の調味料、タッパー、キッチンペーパーなどそれらがその周りに所せましと置かれてありました。
何年前の漬物?何年前の調味料?何年前の‥‥
腐ってるよね・・・使えないよね・・・・
なんてものばかり。
使わないものは、ドンドン捨てなきゃ。
誰かが使ってくれないかなぁと思って、捨ててないんだけど。
ダメダメダメ。
そう言ってても結局、誰も使わないし、
捨てなきゃ、後が困るで。
ドンドン捨てなきゃだめだじ。
…
母の不満そうな顔が容易に想像できました。
「捨てられない」理由を延々と言えば、同情してもらえると思ったのでしょうが、業者さんは一刀両断。
ありがとうございます。その冷たい一言!
私が言ったら母は「もったいない」とか「誰か欲しい人がいる」といって片付けが進まず、即ケンカになりそうなことをその業者さんはさらっと言ってくれます。
おかげで、そのまま子どもたちと一緒に掃除モードになり、少しモノを捨ててちょっと片付きました。
冷たい一言がちょうどよいタイミングで私たちの前で言ってもらえたから、母も抵抗できずに捨てることができました。
日曜日朝の呼び出しに応えてくださるだけでも感謝ですが、老人宅の生活のあり方をサラッと言ってくれることにも本当に感謝です。
でも、わかってない・・・
業者さんの作業が終わり帰ってから、一休みをしている時。
もっと大きい家を建てればよかった。
そしたらモノがたくさんおけるのに。
いやいやこれ以上、どんだけ大きい家が必要だよ。
モノのために家を建てるの?
自分が住みやすいためにでしょ?
大きくたって、同じゴミ屋敷になるだけじゃん。
(怒‼)
モノが無い時代に育ったのだから、モノを所有することに価値を感じているんでしょうね…。