夫の同僚がストレスチェックから医師面談したけれど…

健康

「労働安全衛生法の一部を改正する法律」(平成26年法律第82号)が平成26年6月25日に公布され、平成27年(2015年)12月以降、一定規模以上の事業場でストレスチェック制度の実施が義務づけられました。

ストレス社会と言われる現代、企業の経営者・管理職クラスや人事担当者には、従業員へのメンタルヘルス対策が求められており、その具体的な実施事項のひとつが、従業員個々がメンタルに不調をきたすことを未然に防ぐためのストレスチェック制度です。

ストレスチェック制度は、ストレスに関する質問に答えてもらうことで、各従業員のストレス度合いを計測する簡単な検査です。質問票に1つずつ回答することにより、従業員は自分のストレス度合いを把握できます。

ただし、プライベートな部分を含むため、実施にあたってはその結果が従業員の不利にならないようにすると同時に、正直に回答できる安心なシステムにしておく必要がありそうです。

みんな丸投げで知らんぷり?

ストレスチェックは、だいたい以下のステップで実施されていると思います。

1.企業の衛生委員会等で「ストレスチェック実施規定」を策定し、全従業員に通知
2.ストレスチェックの実施(ネットワークを利用した形が多く、紙もありかも)
3.ストレスチェック実施者が高ストレス者を選定、面接指導の要否を判定
4.本人に結果通知(職場の同僚、上司等にその内容が見られることはない)
5.医師による面接指導(本人が希望した場合)
6.医師から意見聴取
7.就業上の措置の実施(休職、異動・・・・などもあり)
8.労働基準監督署へ報告

多くの事業所では、ストレスチェック自体は外部委託して、その結果を直接個人宛てに返すので、個々の内容を事業者側が知ることはないし、知られることもありません。

そして、高ストレス状態の従業員が面談を希望した場合は、医師と面談するのですが、夫の会社の場合、事業所が決めた産業医と面談するそうです。

厚生労働省は、指針に基づきストレスチェック後の面談を希望した時点で、ストレスチェック結果を企業に通知することに同意したとみなして構わないとしています。

また、面談で得た情報のうち、産業医が必要であり緊急性があると判断したものについては、本人の同意がなくても企業側と共有されます。産業医は従業員本人にアドバイスを行うとともに、企業に適切な対処を取るように助言します。

産業医は何する人?

産業医とは、従業員が健康的に仕事をできるように指導や助言をする医師のことです。
診断や治療行為を行わないのが、病院やクリニックの医師とは異なる点です。

産業医が従業員の不調などの治療を施すわけではないのです。
もし、専門的なケアが必要な場合には、治療ではなく医療機関の紹介などを行います。

産業医についてもう一つ覚えておきたいことは、産業医は企業と従業員、どちらにも偏らず常に中立の立場を取る存在であるということです。

企業が雇用しているため、事業者側も従業員側も、産業医は企業側の立場を取ると勘違いするケースがありますが、産業医は完全に中立の立場にあります。

産業医には勧告権があるため、産業医という立場から職場環境の改善について勧告を行うこともあります。

それ以上に、医師としての守秘義務(刑法第134条)がありますから、命に関わる重大事項や本人が企業への通達を希望した場合を除き、産業医面談の内容は企業側には秘密とされます。

「守秘義務」とは、「業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない」という義務です。

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夫の職場、他部署で・・・

実は、今回、夫の以前の部下がストレスチェックの結果、本人の希望もあり産業医面談をしたという話が社内の総務課からあったそうです。

今現在の上司ならまだしも、以前の上司であった夫の元にその情報がわざわざ提示されたということは・・・・

オレ、何かしました?

セクハラとか・・・パワハラとか・・・

実際、国が推奨しているストレスチェックでは、ストレスの量が把握できるだけで、要因分析はできていません

医師との面談によって、ストレスの元凶が明らかになったのか・・・・?

方針伺い・・・

で、結局、今回、高ストレス状態の社員さんは、夫がストレスの元凶ではないようです。

一方で、ストレスチェック→高ストレス状態→産業医面談→受診勧告(推奨?)

という流れで来ているのですが、

夫に会社の総務課から相談があったのは、

医師から受診勧告があったこの後、企業側の対応をどうしたらいいのか・・・という相談。

その社員さんがが必要な受診をするよう対応すればよいだけなのだと、私は思いますが。
本人の話では「紹介状」は出ていない・・・。
また、本人は「働きたい」と言っている・・・。

ということで、事業所側は、

紹介状が無いってことは、専門医の受診は必要性が低いのではないか?

ということになっているようです。

つまり、面談をした産業医が企業側に具体的な指示をしてくれないのだそうです。

ココが問題‼・・・産業医は、

労働者の面接指導を行った医師は、必要に応じて当該労働者を相談機関や専門医に紹介します。
面接指導の目的は、「労働者の精神・心臓疾患やメンタルヘルス不調を未然に防ぐこと」です。
医師は面接指導の結果を踏まえて、従業員への指導だけでなく事業者に対しても、就業上適切な措置を行えるよう指導を行います。
報告を受けた事業者は、必要に応じて就業上の措置を講じることで、労働者が健康確保できるような労働環境作りを目指していきます。

残念なことに、夫の会社の産業医は、病院に籍をおく、普段は病院内で診療等をしている医師です。(世の多くの産業医は本業を別に持つ嘱託であり、月5時間未満しか産業医として活動していないそうです。)

また、精神科の専門医ではないため、「紹介状」が書けないのかもしれません。

とにかく、せっかくのストレスチェック制度が生かされていない状態。

同じような状況になっている若い社員さんが他にもいないか心配です・・・・

若い社員さんが心配

コロナ禍で、テレワークになった若い社員さんは、親元から離れて一人暮らしが多いため、

出社しない日は、休日を含め、ほぼ一人で過ごしているそうです。

夫は、オンラインで会議や打ち合わせ等をする一方、夕方の数十分は井戸端会議的な会話もオンラインでしています。

何気ない会話が大事なんだよ。

そういえば、以前、訪問販売でマットレスを購入してしまった部下の方も、オンラインでつながっていたからこそ、上司である私の夫に相談ができたようです。

仕事以外の会話もできる”オンラインつながり”でよかった。

来週は新年度が始まりますね。

生活環境が変わる方も多いのでしょうね。

春と言って、浮かれている人たちばかりではないですよね。

そういえば、松本城のお堀の桜が咲いていました。←浮かれてるヤツ

健康

Posted by カトラ