頚椎症 星状神経節ブロックで1ケ月経過

五十肩が治ってきたなぁと思っていた時に発症した頚椎症。
左首、肩、腕、手首に感じる痛みとシビレ・・・
実際、五十肩よりツライ痛み。
首を後ろに反ることができないので美容院に行けないし・・・
神経節ブロックと痛み止め薬が始まりました。
星状神経節ブロック
星状神経節という全身の自律神経の司令塔に局所麻酔薬を注射し染み込ませることにより、痛みや腕手指のしびれや頭痛を和らげる治療法です。
治療には保険が適用され、3割負担だと1千円ちょっと。(再診料処置費等を合わせて私は1回1,390円)
所要時間:30秒〜1分程度。その後院内のベットで経過観察のため30分安静待機。
具体的には、頚部にある交感神経節に局所麻酔薬を注入する、つまり、首に注射をします。
星状神経節ブロックは、交感神経の過緊張を緩めることで、全身の血行改善を行い、血液中の酸素や栄養分と共に、自然治癒力を助ける免疫物質を全身に供給するのだそうです。
私は左側が痛くてしびれていたので左側の首に注射を受けて、そのままベットで安静にしているのですが、
まず、左側の上半身、特に顔の半分が熱くなってきます。
更年期のホットフラッシュではないかと思う感じですが、顔半分なのでブロック注射の影響とわかります。
その後、左目の瞼が下がってくる、というか、片目は開けにくくなり、目も充血しています。
今まで週1回の注射を4回受けましたが、1回は注射後の安静時に声がかすれたこともありました。
また、血流がよくなるため鼻がつまった感じもありますが、
いずれの反応も1時間もすればなくなっています。
痛み止めは服用せず
最初の注射の際は、内服の痛み止めが1週間分処方され、その副作用で吐き気が強くて寝込んでしまいました。
1週間後、2回目の注射の際には内服薬は断りました。
実際に、その時はまだ痛みも少しありましたが、吐き気で寝込むよりはマシ。
それから1週間後、3回目の注射の時には、内服の痛み止めは、欲しいとは全く思いませんでした。
もちろん、首や肩、腕の痛みやしびれがなくなったわけではありませんが、
その頃には首の向きで痛みやしびれが出るタイミングがかなりはっきりとわかっていたので、「この姿勢はシビレが出る」と、自分で痛みをコントロールできる感じでした。
最初の星状神経節ブロック注射をしてから4回、1ケ月がすぎましたが、痛みやシビレに支配された生活ではありません。
自分で「痛みやしびれが出ない」ようにほぼほぼコントロールできてきました。
ただし、首の動きで痛みでシビレが強くなるので、全くすべてがフリーになったわけではありませんし、実際に美容院の仰向けシャンプーは無理だと思います。
毎回首への注射は怖いけど
首への注射は、何回目でも怖いですよ。
どこの整形外科クリニックも同じような光景があるのだと思いますが、私が通う医院でも処置台が3台並んでカーテンの仕切りがあります。
その処置台ベットが空いている時間はほとんどないくらい、入れ替わり立ち代わり患者さんが横になり、医師からの注射を待っています。
私のように首の星状神経節ブロックを受ける人、うつ伏せになり腰にブロック注射を受ける人、膝や足に直接注射を受ける人、カーテンで仕切られているので実際には見えませんが、会話から推測できます。
注射は痛いけれど、注射をしないともっと痛くて立って歩くこともできない・・・
お隣にいる患者さんの声を聞いていると、なんだか私の痛みやしびれは大したことがないように感じてくるわけです。
それにしても、医師は毎日何十回の注射を打つんだろう・・・少なくとも50回以上?それ以上かな?
毎日それだけ打っていれば、医師はますます上手になり患者側の不安は減るなあ。。。
注射の痛みを軽減するのは、やはり医師との信頼関係ですね。
私が通う整形外科クリニックは医師が一人です。おそらく50歳代。
しかも、後継者が決まっておらず、息子さんは医療界ではなく、他の道で活躍している様子の写真が院内に貼りだされている。
先生に、ずっと健康で長くクリニックを続けてほしいと思います。
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整形外科人間模様
患者の不安を軽減するためか、病気や症状を説明してあるいろいろなパンフレットがクリニックにおいてあります。
星状神経節ブロックについてももちろんありますが、
上記にも書きましたが、「交感神経の過緊張を緩めることで、全身の血行改善を行い、血液中の酸素や栄養分と共に、自然治癒力を助ける免疫物質を全身に供給する」ので
肩こりやむち打ち、片頭痛などの不調だけでなく、難聴や花粉症、ストレス緩和にも効果があるそうです。
元々の原因に自己免疫疾患や循環障害といった基礎疾患があるとか、同時に交感神経の緊張状態が関与している病気に威力を発揮するそうです。
自分が受けている治療法ですが、なかなか奥が深く、全てを理解してはおりません。
痛みがある時や症状が辛い時は医師に頼り、医師のススメに従ってもいいと思いますが、やはり基本は自己管理、セルフメディケーションだと思います。
実は、先日混みあっているその整形外科クリニックで、聞こえてきた声。
お薬を出してください。
それも、一人だけではありません。
ん~~~~、薬でラクになるのであれば、と思うけれど・・・
症状はラクになっても、その痛みの原因を治してはくれないから・・・・
風邪くらいなら自分で「調子が悪い」のを自覚して売薬で対応しますが、
その痛みに薬、でいいのかなぁ。
薬局で売薬を買うよりも、処方のくするの方が安いから、医師に処方してもらう。
これってセルフメディケーションなのか?
世界保健機関(WHO)ではセルフメディケーションを「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義しています。
得体のしれない「痛み」に対しては自己判断が難しい。
私も五十肩と頚椎症の違いが判らなかったし。
星状神経節ブロックがこんなに私の生活維持に効果があるとは思わなかった。
混みあったクリニックでなければ、もっとゆっくり医師に相談できる患者さんもいるのかもしれないなぁ。
いずれにしても、「痛み」を抱えて生活している人が本当に多いなぁと感じます。
「痛み」による経済の損失は、2兆円近いそうです。
星状神経節ブロック後、30分の安静時には、整形外科クリニックにかかわる人たちのいろいろな状況を耳にし、考えさせられます。
今回は、頚椎症1ケ月経過の報告でした。