登校直後の長男から電話で迷い犬の連絡

自転車がない次男が登校してから数分後、自転車で出ていく長男を見送りました。
さて、洗濯に取り掛かろうと思った直後、先ほど出かけたはずの長男から電話です。
迷い犬がいて…どうしよう。
えっ?
今、どこ?
家の前まで来てる・・・
首輪のある年寄り犬
慌てて犬のエサを片手に持ち、外へ出ると、困った様子で犬を見守る長男が。
首輪してるし、お母さんがやっとくから、
あなた早く行かないと、電車乗り遅れるよ。
うん、でも、
まぁ一本遅くても大丈夫なんだよね。
大丈夫だから。
行ってらっしゃい。
しぶしぶ駅に向かう長男。
気になって放っておけないやさしいところがある長男です。
エサにつられない犬
長男を見送ったところで、さて、どうしようか。
首輪はついているものの芝犬の雑種でしょうか、それなりに大きくて10㎏近くありそうです。
ただ、昨夜の雨にうたれたようで、濡れた毛はそのままでボサボサ。高齢犬であることは一目瞭然です。
長男や私が近づいても人間を威嚇したり怖がることなくおとなしく、クンクンと道路わきの臭いを確認しています。
おいで、おいで。
これお食べ~
と、エサで釣ろうとするも、ガン無視!!
おやっ??おそらく、高齢のため耳が遠い。全く、私など眼中にない感じです。
そうなると、捕まえるしかないか。
それでも、素手で捕まえて保護するには大きいから抵抗されたら怖いなぁ、なんて思っているうちに移動開始。
仕方ないのでそのまま3~5メートル離れて追いかけます。
高齢のためヨロヨロ歩きですが、人間の早足くらいのスピードで進んでいきます。
住宅街の道を歩き、ニオイをクンクン、臭い付けをシャー、と。。。
慣れたように歩きますが、またまた先ほどと同じ道です。
どうも住宅街の道に迷っている様子ですが、おそらく家がこの近くなのでしょう。
自転車が走ってくると、つられて少しスピードを上げ、少し違う道へ。
慌てて追いかけます。
そんな感じで後追いを続けて10分くらいしたら、ある1軒の家のガレージから中庭に入っていきました。
そこは、息子たちが小さいころ遊びに来ていた公園のすぐ横の家です。
そういえば、子どもたちが滑り台の上に上ると、その姿を見つけた塀の向こうの犬がよく吠えていました。
あの犬が、10年以上経っておばあちゃん犬になったんだ。
急いで、ピンポーン‼
家から出てきた方に、迷い犬のいきさつを話し、中庭に入った犬を確認してもらったところ、やはりそこのお家の犬でした。
よかった、よかった。
早速、長男に知らせてあげよう。
家族LINE
「先ほどの犬、お家がわかって帰っていきました。
公園横の家の犬でした。
小さい時によく滑り台に上ると吠えられていたの覚えてる?」
了解しました。
良かった。
何の話?
さっき、お兄ちゃんが迷い犬を連れてきたんだけど、もしかしてその時間、その犬をあなたも見たんじゃないの?
あぁ、見た見た。
やっぱね。
そういうところで、兄弟の特徴がでるよね。
放っておけないお兄ちゃんとそうでない弟。
まずは、自分の身の安全を確保して通報でしょ。
オレ、歩きだから犬に襲われたら逃げられないんだから。
まぁ、確かに。
ところで、迷い犬に接するたびに思うのですが、
私、エサを持って近づきますが、できればリードを持ってきた方が早いんじゃないかと・・・・
でないと、今回のように数十分間も犬にお付き合いする羽目になります。
歩行者、自転車、車などに気を付けながらついていくのもけっこうくたびれます。
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明日は我が身・・・
今日のワンちゃんは結局、帰巣本能で?自力で自分のお家にたどり着いたわけです。
でも、私があとを付けていた数十分間、同じ道をグルグルしていた時には迷っていた感じ。
高齢になると自分のいる場所がわからなくなってしまったり、、、
我が家の犬たちも心配ですが、自分自身だって高齢になったら徘徊しちゃうかも・・・
家に着かないって心細いだろうなぁ。
やはりマイクロチップの埋め込みとか迷子札の持ち歩きが必要なのかなぁ・・・
ちなみに我が家の犬たちは首輪に狂犬病接種で渡される鑑札をつけています。
いけない‼!、今年の狂犬病ワクチン接種、まだ終わっていませんでした。
6月中には行かないと。