ドラマ「引きこもり先生」最終回「できる、できる、できる」、みました

不登校

先週に引き続き、NHKドラマ「引きこもり先生」を観ました。

ネタバレがあるので、ドラマ(再放送NHK総合7月14日(木)午後11:40~午前0:29)を観たい方は読まないでください。

今回のお話は、新型コロナ感染拡大による、「全国一斉休校」でした。

大人が決めたことを子どもたちに押し付ける。

子ども達の気持ちが無視され続けていく・・・

私自身、その頃の様子のブログを読み直し、当時の気持ちを思い出しました。

今大人のしていることは、子どもたちからの信頼を得られているのでしょうか。

正しい判断かよりも「決め方」

一斉休校が正しい判断ではなかったことは後になってから、メディアでも指摘されていたが、

2020年の3月に正しい判断をできる大人はいなかったと思う。

「子どもの健康のために、命をまもるために」という名目の元、上からの指示で・・・

これに関しては、校長だけが責められるのもどうかと思うけれど・・・

でも、私も一人の親としては

「子どもたちの気持ちや考えを聞いてみたらどうだろう」と思っていた。

大人や教師たちだけで勝手に決める「決め方」が後々の不信につながると思っていたから。

マスター・ヨーダ

今回の山場のひとつは依田氏のメッセージ。

不登校生徒たちが通う「STEPルーム」で依田氏が校長と生徒たちの前で自分の話をする場面でした。

依田氏自身がなぜ引きこもりになったのか。
父親との確執がどれほど大きなものだったのか。
父親に、「生まれたこと、存在する価値」を否定された人生。
上嶋氏(友人)との関係と社会とのつながり。
「引きこもり」の時間への「後悔と自由」の葛藤。
「死」とどう向き合い、どう生きるのか。
自分にも何ができたはず…

めちゃくちゃな言葉だらけで、いったい何を言いたいの?って話だったんですけど、これが子どもの胸に届いちゃうんですよね。

校長が話の途中でその話を止めさせようとします。

子どもたちが動揺してしまうんじゃないか?
やめさせろ

と言うのですが、本当に、そう。

子どもだけでなく、校長にも大人たちにも届いているってことです。

やっぱ、マスター・ヨーダ、存在感すごいな。

人生において出会う人間から多くのことを学び合っていく。

「引きこもり」人生を否定し、反面教師にするのではなく、依田氏の生き方を理解し、依田氏の存在価値を感じているんですよ、子どもって。

つまり、大人は大人、子どもは子ども、ではなく、

大人の生き方を子どもは見ているし、理解することができるんです。

次男は、依田氏のような友達がいてほしいと言っていました。

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「できる」にする

「諦める」大人の姿を見ている子どもたち。

「なぜ、校門にカギがかかっているの?」

上が決めたこと、決まったことだから、と諦めて、何もしない大人。

上嶋のセリフ、
君たちは「できる」と思った。
諦めないで、「できる」と思った。
自分たちで、卒業式できると思った。
君たちはすごい。
もう、諦めるのをやめませんか。
校長先生。僕は、この学校で子供たちに教えてもらったんです。
「できる」と思っていい。
「できる」を選んでいい。
できる、できる、できる

子供たちに教えてもらったんです。」

うんうん、私も去年、次男の通う中間教室でそれを感じていました。

「不登校だから」「中間教室だから」となんだか諦め、遠慮している先生や親を尻目に元気に将来を語る子どもたち。

前回と同じ感想になってしまうけれど、大人の都合でどんなことがあっても自分を見失わないで欲しい。

いや、大丈夫だね。

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子どもの神対応

そして、一方で、上嶋氏の家庭。

引きこもりが長かった上嶋を「お前を生んで本当に良かった。生まれてきてくれてありがとう」と言う母の白石加代子さん。「僕もお母さんの子供で本当に良かった」と言う上嶋陽平の佐藤二郎さん。

実際、言えませんよね~~~~この親子の会話。

さらに、自分の子どもを突き放してしまった気に病み続けていた上嶋に娘のゆいちゃんが「私、ちゃんと育ったよ」って言って父親を許す場面。

親が、子どもに言って欲しいセリフだけど、実際ムリですよね~。

号泣する私を横目に次男のセリフ。

マジ?あの人(娘)、かみじゃん。

アフターコロナ

大人の世界の歪みが子どもの世界を歪めている。

新型コロナは、そのことをあらためて教えてくれたと感じています。

今回のこのドラマも引きこもりや不登校という問題を絡め、そのことに気づかせ、まさに大事なのはこのあと、アフターコロナをどんな社会、学校にしていくか、という問題提起のドラマだったと思います。

これから、どうなっていくか、どうしていくか。

私たち一人ひとりが体現していくことだし、実際、このコロナ禍を生きている息子たち世代の若者がどんな社会を作っていくのか、楽しみですね。

ただ、「もとの社会、学校、日常に戻る」のだけは勘弁してほしい・・・

とりあえず今の段階での報告ですが、中学時代、中間教室で卒業式を迎えた次男は、入学した高校へ1日も休むことなく登校しています。

今週末は文化祭が開催されて、中学の時はほぼ参加していなかったためか、いろいろな役割を引き受けて忙しそうにしています。

ラーメン販売の手伝いだったんだけど、ラーメン食べられなかった・・・
仕方ないから、山賊上げを食べた。

去年は、高校の文化祭開催自体が危ぶまれたのですが、

今年の様子を聞いていると高校生たちの考え行動する力ってすごいなぁと感心しています。

「できる」に変えているんですから。

不登校

Posted by カトラ