この頃、帰宅時間に待ち伏せされます

介護

仕事へは自家用車通勤です。

ただし、職場と駐車場は隣接していないので、歩いて約5分程度かかります。

7月中頃、仕事が終わり駐車場へ向かう道で、シルバーカーに座っている高齢女性に会いました。

何かお手伝いしましょうか?

車道と歩道が分離された歩道部分で座っているので危険な状況ではないと思いました。

しかし、高齢の女性がシルバーカーに座って動こうとしていない場面に出くわしたら、心配になります。

体調が悪いのかな?
認知症で、迷子かな?

こんにちは
何か、お手伝いできることはありますか?

高齢の方に話しかけるには、まずは視界に入ってから話しかけます。

はい、こんにちは。
いえ、今ね、健康のために歩いているんだけど、休み休みね。
あの白いのが私の家だから、大丈夫。
話しかけてくれて嬉しい。
今日の日記に書くことが決まったわ。

話しかけて、すぐに「大丈夫」ということが分かります。

しばらく世間話をすると、

96歳になるその女性は、医師に歩くことを日課にするよう指示されていて、それを守って歩いている。
携帯電話をシルバーカーに付けていて、何かあったら連絡する。
水分補給用の水も持っている。
しかも、耳の聞こえは問題なく、受け答えがスムースです。

また会えるかと待っていた。

私は、毎日ほぼ定刻に仕事を終え、帰路につきます。

毎日ではありませんが、その女性と頻回に合うようになりました。

今日も会えるかなぁと思って、いたんですよ。

まだ日が長いので夕方でも明るいし、夕立が無ければ、むしろ涼しくなり始め昼間よりも歩きやすい時間帯です。

合うと、5分くらい会話を交わします。

戦争中、挺身隊として活動したなどの思い出話。
今日の出来事。
時々、気持ちが弱くなり人と話したくなること。
今、心待ちにしていること。などなど
本当にしっかりしている96歳です。

私も、他人の親ならば、このようにゆっくり話を聞くことができるのですが、自分の親とはこういう話す時間を持つことができません。

秋になると日が短くなり、夕方に話す時間もなくなってきます。

それまであとしばらく、夕方の待ち伏せを、なるべくお待たせしないようにしたいと思っています。

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スーパーの駐車場でウロウロ

ある日の10時頃、スーパーでの買い物を終え、買った荷物を車に積み込んでいると、高齢の男性の視線を感じました。

私の車と隣の車の間に立ち尽くし、私の様子を見ています。

見た目は私の父よりも若く見え、70歳代でしょうか。

しかし、その視線に力強い意思のようなものはなく、ボーっとした感じです。

車を動かすにしても危ない。

こんにちは。
何かお手伝いしましょうか?

あっ、うん。
あっ、いや。

ん~~~~~~~~反応が悪い。

しかも、私が車のドアを開け示していると、その高齢の男性が、私の車のドアに手をかけようとします。

これは認知症だなぁ。

お買い物ですか?
奥さんか誰かを待っているんですか?

あっ、いや、うん・・・

受け答えははっきりしないし、表情は動かず、不安な様子でその場で前を向いたり横を向いたり・・・

とりあえず、不安を感じさせないように・・・

しばらく、話を続けます・・・

何してるの⁈

そこに、その方の奥さんと思われる女性が買い物かごを持って近寄ってきます。

そして、開口一番「何しているの⁈車に乗ってればいいでしょ‼

あっ、ああ。
くるま・・・

あぁ、すみません・・・
私が話しかけちゃったから・・・

私の声には耳を傾けることはなく、さらにその男性に畳みかけます。

早く乗って‼」

多分、車の中は暑いでしょうね。
私の車との間で立ってらしたから、危ないと思ってお声がけしたんですけどね・・

いやぁ、その奥さんらしき女性には無視され続けました

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認知症家族・・・

おそらく、その奥さんらしき女性は、その反応の鈍い男性が認知症が始まっていると気が付いている。

だから、家で留守番をさせられずに買い物に連れてきている。

買い物中、車で待つように男性に伝え、自分は急いで買い物を済ませる。

そこで、車に乗っているはずの男性が、車の横で見知らぬ人と会話を交わしている。

その女性の心理としては、

「車に乗っていろと言ったでしょ」という男性への怒りと、

認知症らしき男性を一人にした自分が責められるかも、という心配があったのかな。

そのため、私の言動を無視する、という防衛体制に入ったのでしょう。

認知症らしき家族の介護、とても他人事とは思えません。

責めることなどありません。

でもね、その男性の方がすごく不安そうだったんですよ。

そして怒りをぶつけられた男性の気持ちを察すると苦しくなります。

自分の知らない時間に、認知症の家族が楽しい時間を過ごしていた、と思っていただけないかな?

家族だけで認知症を支えるのはしんどいです。

介護

Posted by カトラ