志望理由書を手伝いながら思い出に浸る

高3の長男は、国公立大学を目指している一方、私立大学のAO入試にも挑戦します。
今は、AO入試と言わず、総合型選抜というようです。
総合型選抜にも大学により選抜方法も、重視ポイントも異なると思いますが、志望理由書は多くの大学で重要なものだと思います。
ですから、受験生は息子も含め、この志望理由書に悩み、何度も書き直し、担任に添削してもらい書き直し・・・提出するのでしょう。
過去、現在、未来
志望理由書の書き方は、高校でも指導してくださいます。
ざっくり言うと、過去の自分だけの経験から「きっかけ」を書き、現在の社会的問題・課題の解決策を書き、将来自分が社会貢献するためにどのような分野で活躍していきたいかを書けばいいそうです。
ただ、長男が受験する大学は、志望理由書、という大雑把なくくりではなく、具体的な視点がいくつかあげられており、それについて書く様式です。
志望した理由以外に、例えば、自分の優れているところは?とか、夢中になったことや、感動したことなど。
お母さん、オレの優れているところってあるかな?
子どもの優れているところを上げられない親はいないわよ。
いや、親バカひいき目ではなくて・・・
もちろん。ありますよ‼
あんなところや、こんなところ。
まぁ、長所と短所は表裏、というしね。
例えば、マイペースはおおらか、飽きっぽいは好奇心旺盛ってことらしいよ。
ふ~~~~ん。
まあそれはいいや。
次に・・・
オレ今まで、夢中になったことってないんだよね。
何を言っているやら。
俳句(川柳)を毎日一句作り続けていたとか、
ガンプラのカスタマイズとか
バカみたいに毎日お風呂でシュノーケリングしたり、
火起こしするためにいろいろな装置を作ってみたり・・・
あ~~~~~
そんなことしてたなぁ。
過去の思い出話に花が咲き(?)、ちっとも志願理由書が進みません(笑)。
ただ・・・過去はたくさん共有できていたけれど、
現在と未来は、もう親の出る幕はないのでしょうね。
これから、長男が何を目標にどうやって進んでいくのか楽しみではありますが・・・
急にさみしくなりました。
人生100年
将来の仕事は1つだけ書けばいいのかな?
人生100年世代の息子たちは、一つの仕事を定年まで続ける、という意識はかなり低いようで、
どう考えているかを聞いてみると、
卒業したら、最初は企業に入って勉強して、途中で仕事を変える予定のようです。
大学の志望理由書にはどう書けば「正解」なのかわかりませんが、息子はその後の面接に備え、「ウソ」は書かないでおこうと言っています。
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指定校推薦にもコロナの影響
同じクラスの女子が、「指定校推薦」の学内選考で一人、選ばれたそうです。
高校にはいくつかの大学から「指定校推薦」枠があります。
もちろん、その推薦を希望する生徒皆がもらえるわけはなく、高校内での選考基準があり、決められた人数だけが選ばれます。
翌年、大学から「指定枠」を外されないためにも、高校が推薦できるのは、「学校の代表者」として大学へ「送り出しても恥ずかしくない」生徒に絞るのです。
イメージとしては、「指定校推薦」で合格した場合、「大学在籍中」の4年間「○○高校代表者」という目には見えない看板を背負い続けられる生徒を選抜して、高校として推薦するのです。
ですから、「学業の成績」が優秀であることはもちろんなのですが、「日頃の生活全般」についても優秀であることが「送り出しても恥ずかしくない」ことの条件になるでしょう。
息子の高校の場合「欠席日数」にもかなり重点が置かれており、3年間で10日以上休むと「推薦」はもらえません。
ただし、昨年から続くコロナ禍のため、「欠席」については高校がかなり寛容になっていたようです。
登校自体が感染する「不安」を感じる場合は、登校しなくてもよかったからです。
彼女が、選考を通ったのは、このおかげもあるそうです。
こんなところにもコロナは影響しているんですね・・・。
いずれにしても、9月です、受験生もかなり本気モードになってきました。