先輩たちの部活引退、バスタオルの用意

先日、次男はテニス部のインターハイへと続く地区大会に出場してきました。
昨年は、人数が足りなかったこともあり次男は4月入部で5月団体戦スタメン出場、というまさかの展開でした。
今年は3年生と2年生で団体戦、そして個人戦にも出場をしました。
残念ながら、3年生の中には家族の都合で出場できない先輩もいたようですが、
県大会への出場はかなわず、最後の試合、となってしまいました。
実感がないけど、次回ミーティングが最後
試合に負け、「3年生たちの引退」が決まったときの気持ち。
先輩たち、最後なんだなぁ
会場となった庭球場の他のコートでは県大会出場を決めた他校の選手たちが順位決めの試合をしている。
今大会は無観客試合だったため、例え三年生の保護者でも応援席に行くことさえ叶わず・・・
なんていうか・・・
団体戦、オレ負けちゃったんだ・・
申し訳ない気持ちになった。
そうか、3年生と長く一緒にプレーするために勝ちたかったんだね。
持ち物:バスタオル
試合当日は、疲労もありすぐに解散となりました。
顧問から連絡があったのは夜になってからのLINE
”明日のミーティングで3年生は最後。
引退にあたって一人ひとり、ことばがある。
おそらく、感動が抑えられないと思う。
みんな、バスタオルを持って来い”
先生、めっちゃあおるというかハードル上げてる。
先輩たち大丈夫かな。
思い返せば、昨年、次男が入部した際には3年生が一人もいない部活で2年生が部長。
体育館での壮行会では全校生徒の前で緊張のあまり右手と右足が一緒に出てロボットのように歩く部長。
他にも、とてもテニスがうまくて強いのに試合や練習が嫌いな先輩。
今までは部員7人でコート1面で練習していたが今年、8人新入部員が入ってきたので
「僕たちはいいから、一年生に打たせてやろうよ」と遠慮する先輩。
いや、地区予選が近いので2,3年生優先の練習でいいと思います。
次男からの話だけですが、先輩たちは個々がテニス好きで、部活を楽しくやってた雰囲気は伝わってきました。
もちろん、次男のように試合で勝ちたいと思っていた先輩もいたはずですが、それよりも「楽しい部活であれ」という様子でした。
次男自身は、時々、そんな先輩たちを物足りなく感じていたようですが、心の一方では「生涯スポーツ」としてのテニスの体現、としてかなり好意的に見ていたはずです。
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歴史があった
引退ミーティングから帰宅した次男は
詳しいことはわからないけど
先輩たちの思い出話などを集約すると、先輩たちが1年の頃、いろいろあって大変な部活だったということがちょっとわかった。
生徒と当時の顧問の間で激しい感情のぶつかりがあり、顧問のことばでキズつき退部した部員もいたそうです。
結局、翌年(次男が入学した昨年)には顧問も代わったと。
教育界では中学・高校など「学校部活」のあり方がいろいろ議論されている昨今です。
”勝利至上主義や、苦しい練習をしないと勝てない”など、昔ながらの指導は今も実際にある部活もあります。
子どもたちの思いや成長期のカラダをまずは大事にしてほしいと私は思っています。
それはさておき・・・
バスタオルはやっぱ必要だった??
うん、まぁ・・・
詳しく教えてくれません。
先輩たち引退しても、練習には来てほしいなぁ。
おやおや?
中学1年の時は、引退した3年生のうちの一人が部活に来てたから、「いつまで来るんだろ」って愚痴ってたのに。
まぁ、人柄って言うか・・・
そして、次男が次期部長を拝命したそうで、
中間考査があけたらいよいよ新体制スタートです。
毎年この時期は
来年の今頃、次男はどのような気持ちでいるのでしょうか。
新部長として1年間をどのように過ごし、1年後どのような気持ちで迎えたいと思っているのでしょうか。
小さい時からイベントを翌日に控えた前日の夜は眠れない子でした。

今でもおそらく試合前日は緊張のあまり眠れてないんじゃないかなぁ。
この1年間、そういう緊張と共に過ごすのかもしれません。
さらに、今から予想するにきっと、
引退挨拶の前日はきっと一睡もせず、後輩たちのバスタオルをビショビショにする準備をするんじゃないかなぁ。

ただ・・・
何より親の心配は、
中2~中3まで不登校経験者の次男ですからGWのような休みの後はいつも心配。
しかし、今年のGW明けも去年と同様次男は、親の心配などどこ吹く風・・・、
部活や中間考査に向け日々たんたんと過ごしています。
今年も大丈夫かも・・・、と私も平静を装い毎朝送り出しています。
嬉しいことに、中学の時一緒に不登校経験した子のママからもこのタイミングで連絡があり、別の高校に行ったその子も、頑張って登校していると教えてくれました。
でもこの時期って、もしかしたら3年前の私と同じように、子どもがGW前後頃、登校しないようになり心配をしている保護者の方もいるんじゃないかなぁ。
3年前の無力を感じていた自分にも言いたいことは、「あなたはとても頑張っているよ、子どもはあなたを苦しめたくて不登校をしているんじゃないよ。」ってこと。他にもたくさんあるけど・・・。
毎年5月は気候も良くいい季節だけど、母としてはちょっと緊張する時期でもあります。