The end of the story

中3の次男の修学旅行がだらだらと先延ばしされたあげく、1月末に結局中止となりました。
決定が遅すぎる、と思っていたのは私だけでしょうか・・・
合わせて驚かされたのは、「代わりの花火大会」が予定されたことです。
なぜ花火?
・・・修学旅行の中止をお知らせします。・・・3年生の卒業へ向けて、そして新たな旅立ちへのエールを込めて、中学校のグラウンドにて花火を打ち上げてあげたいと考えております。・・・・
校長名の通知より・・・
( ,,`・ω・´)ンンン?
通知からだけではその意図や流れがわかりません。
仕事のある保護者の多くは参加できなかったと思いますが、通知の後、学年PTAが平日午後に開催され、賛同を得たそうです。
欠席したので何も言えませんが、修学旅行の代わりが先生方の計画した花火大会というのも理解しにくいのですが、それを保護者がOKしたことも驚きです。
それでも、花火大会の参加・不参加アンケートがあり、参加表明した人が旅行積立金の中から花火大会のための支払いがされるようです。
3月の土曜日の夜に開催されるようですから1,2年生には見せないし、参加者のみでお金を出し合って、自分たちだけで見る、という形になるというわけです。
その企画が「花火~The end of the story~」です。
終わりかよ…っていうか死ぬ人みたい
いやいや、End of the storyこれって、よく「もうこの話はこれでおしまい‼!」ってお母さんが怒って話し合いを強制終了するような意味でしょ。「ダメって言ったらだめ~」って感じ。
っていうことは、これ以上修学旅行の話はしません、「あなた達、修学旅行には行けないの~」っていうダメ押し花火大会ってこと?
なんとも、子どもたちの「旅立ち感」を感じられない企画名です・・・

修学旅行の代わりに
今年は、小学校や中学校では修学旅行が中止になったところも多かったでしょう。
代わりの企画は、「行き先変更」「バーチャル修学旅行」「校内宿泊」「雅楽鑑賞」など各校の生徒の「思い」が形になるもの、が多かったのではないでしょうか。
また、PTAが主催して「子どもたちを励ます花火大会」も確かにニュースでいくつか観ました。
きっと、それぞれの学校で子どもたち、先生、保護者が話し合いを重ねたに違いありません。
このプロセスが大事なんですよね。
皆が何を大切にしたいかが明らかになる。
今回、次男の学校にはそれがない・・・。
生徒たちが本当に「花火大会」をしたいのでしょうか。
通知に「してあげる」という表現をしたように、先生方の自己満足のためではないのでしょうか。
誰のための何なのか・・・が伝わらないのです。
次男は「不参加」を申し出ました。
