頑張っているね、と声かけしよう
春休みが終わり、お弁当作りが再開です。
次男が、長男と同じ高校に入学し、一緒に登校していきました。
次男は新しい環境で、まだまだ緊張の日々が続くと思いますが、お兄ちゃんの存在は安心材料になっているはず。
私自身も安心感を持てています。
これから、それぞれどんな高校生活を送るのか、楽しみです。
「不登校」と書かれて・・・
実は、中学校で同じ中間教室に通った子と、高校でも同じクラスになりました。
我が家は事前に知っていたのですが、その子の親御さんは一緒になると知らなかったようで、入学式当日、顔を合わせたときに、とても驚いていました。
実際、県立高校合格発表後、初めて話ました。
うちの子、公立高校の自己採点で自信があったから、不合格の知らせを聞いて、大泣きしたの。
でも、不意に顔を上げて「お母さん、納得いかない。成績開示したい。」と言ってその日のうちに成績開示にいったのよ。
強い子だなぁ~って思いながらその高校に行ってきたよ。
そしたら、当日の得点は自己採点と同じ、自分の納得いく得点だったし、塾の先生に言わせると合格ライン以上の得点だったの。むしろ、塾の先生情報だと、その点よりも低くて合格した子もいたって言ってた。
内申点なんだな~、と思ったよ。
そこは、何とも気持ちが整理がつかないみたいで・・・
それは、なんだか、納得いかないだろうね。
うちの次男は、内申書に「不登校」と書かれているの見ちゃっているから、もしかしたら、同じように書かれたかもね。
担任が書いた内申書がうちの次男の目に触れたのは事故みたいなもので、担任が間違えて、配布物と一緒に次男に一旦渡したんだよね。次男は知らんふりして返したみたいだけど、それを読んでかなりショックを受けたと私に言ったの。「最後にやはり担任に裏切られた」と。「不登校という表現と、それによって評価されたことに納得いかない」けれど、中学校や公立高校はそういうもんだとわかった、とも言ってた。
「不登校つまり登校できない」という担任が書いた表現から、「オレが教室に行かないという選択をした」ことを、結局担任は理解していなかったんだとわかった。
未来への道を開くためのバックアップをしない中学校の担任だけでなく、高校側も「不登校した生徒は受け入れない」っていうのもわかった。きれいごと言ったって、「不登校」の枠に押しこめて、それを排除するんだな、って。
まぁ、それは強がりのところもあって、当日の得点が抜群に良かったら、そうもならなかっただろうから、うちの子の場合は得点開示は怖いらしく、行ってないけどね(笑)。
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でも、中学が終わってホントよかった
本人同士が会話を交わしたかどうかはわかりませんが、
まずは、あの中学校生活が修了したことを我が家もその親子も心から喜んでいることは確かです。
我が家もその親子も、義務教育の弊害やあり方について語り合えそうなくらい、考えて悩んだ2年間でしたから…。
もちろん、これからの不安も大きいし、まだまだ試練は待ち受けています。
でも、それは入学式で顔を合わせた300名の生徒さんたちみんなも同じでしょう。
ワクワクしますね。
さて、長男と同じ高校で、異動のなかった校長の入学式の話、2度目でした。
長男の入学式に聞いた話と同じ部分もありました。伝えたいことは繰り返し、何度でも言う、というお考えのようです。実際、私も今回2度目の方が、話が記憶に残っています。
偉人の言葉や、「青春」への想いなど、高校入学にもっともな話の中で、保護者へのお願いがありました。
「頑張れ」「頑張って」ではなく、「頑張っているね」と言ってあげてください。
これは、校長のお墨付き(実証済み)「子どもが伸びる声かけ」だそうです。
「頑張れ」と言われると、
「自分では頑張っているつもりなんだけどなぁ…認めてもらえてないなぁ。」
「これ以上もっと頑張らなくちゃいけないの?」と追い詰めてしまうかもしれない。
実際、鬱状態の人に「頑張れ」は禁句です。
つまり、「頑張れ」は、その言葉をかけるときにちょっと注意が必要です。
でも、「頑張っているね」は認められている、これでいいんだ、という安心感になるから、我が子に使うにはよさそうです。
勉学だけでなく、部活や日々の活動、なんでもいいそうです。
ふむ、これは、使えるかも。
子どもじゃないんだし・・・なんて思わず。
ぜひ皆さんも、子どもに向かって「頑張っているね」使ってみてください。
ただ一番は、まず、相手との信頼関係は大事だと思います。
思い出すと、次男の中学の時の担任がよく
頑張っていますね。
と、次男のことを私に言っていました。思い出すと、全く、心のない言葉だったとわかります。
次男のことを見ていなくても、とりあえず「頑張っていますね」と言っておけば差しさわりが無い、あいさつ程度のものだったのでしょうね。いや、むしろ、日々見ていなかったから、そう言えたんだと思います(笑)。
子どもに見透かされないように、心を込めて「頑張っているね」使っていきましょう。