足を引っ張る人っているよね

ライフシフト

こんにちは。看護師、健幸アンバサダー、50代主婦カトラですプロフィール

いきなりですが、この頃、イやなことありましたよね?

若い時ならいざ知らず、アラフィフで出世欲なし、出る杭になることもなく社会の片隅でひっそり生きている私なのに、なぜ足を引っ張る人っているんでしょうか。

パートの職場、地域、子どもの学校役員など狭い範囲どこにでも、かなり身近にいますよね?

今回は、人の足を引っ張る人の特徴や、どうすればそういう人たちから逃げることが出来るのかを考えます。

足を引っ張られた経験をした方と共有したい内容となっています。
今から人の足を引っ張ってやろうと思っている方、あるいは人の足を引っ張ってやったぜという方はご遠慮ください。

「足を引っ張る」の意味

まずは「足を引っ張る」の意味を確認。

他人の成功や勝利、また物事の実現などを、意識的に妨害する。または、その意志はないのに結果的に妨害している。

https://imidas.jp/idiom/detail/X-05-X-01-3-0024.html

皆がお互いのことを邪魔している状況は、「足の引っ張り合い」のように表現されます。

つまり、悪意のあるなしに関係なく、人の成功を邪魔してくる人です。

個人的に私は、無意識な妨害は”足手まとい”という表現が近いと思うし、
足を引っ張られた立場としては「絶対それ悪意あるでしょ。わざとでしょ。」と思います。

ただ、この頃は人に限らず、レポートが足を引っ張っている、昨夜のお酒が足を引っ張るなど、何かが重荷になっているという意味で使われることもあるらしいので、「悪意」の存在は絶対ではないのかもしれません。

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左手で書類を書く?若かりし日の父

84歳になる父の話です。

60年以上前、若いころの父は優秀で(本人談)、職場でも与えられた仕事は同僚の半分以下の時間で終わらせてしまうほどだったとか…。

すると、同僚からの妬みや嫉み、孤立などで、居心地が悪い職場になってしまったそうです。

上司からも、「君が優秀でできることはわかるが、できない人のことも考えてやってくれ」と言われたそうです。

なんだかおかしな話ですが、平和な時代ですね。
今なら、能力主義で「できない人間」が注意を受けるように思うのですが、どうやら父は「出る杭」になっていたようで、上司からは「打たれ」、同僚からは足を引っ張られたようです。

さて、父はどうしたのでしょうか。

「こんなところでやってられっか!!」の捨て台詞と共に辞表をバ~ン‼ってことはなく、なんと、普段は右利きの父が、「左手で書類を書いた」というのです。

右手で書くより何倍も時間がかかったけれど、それくらいであの職場ではちょうどよいくらいだっと、笑い話で話してくれました。マジ?

60年以上前の父の職場が悪意に満ちていたかどうかは知る由もありませんが、足を引っ張られたら、相手よりレベルを落とす、という方法もありかも、と思った次第です。

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ドリームキラー

実はこの記事、足を引っ張られた被害者立場で書こうとしていたのですが、悪意がないパターンがあることに引っ掛かりました。

例えば、「あなたのことを心から心配しているの」とか「あなたのためを思って言っているのよ」と上っ面の優しさで本人が望む行動の制限をしたり、勝手な意見を押し付けてしまうことってありますよね?
私はよく息子や夫に対して言ってます。

でも、これって、将来を見据えて転職や起業を考えている夫に妻が強く反対するいわゆる「嫁ブロック」であったり、干渉しすぎて子どもの自立を阻害する「毒母」ってことですね…。

つまり、息子たちや夫の成功の可能性という芽を摘んでいる「ドリームキラー」という点で、私自身が大切な人の足を引っ張っている、と反省しきりです。

悪意のある人もいる

さて、”悪意のない加害者”の話はさておき、マウントをとりたくて足を引っ張る人にからまれたらどうしましょうか。

足を引っ張られる人間には、付け入られるスキがあって、悪意を向けられてしかるべき理由がある人、というイメージがありますが、これって違いますよね?!

「いじめ」はいじめられる側にも非がある、なんていう一昔前の考え方と似ていまけどね。

足を引っ張る人たちがすること

足を引っ張られた時、何をされたか覚えていますか?
かなり幼稚だなぁと思うことが多いですね

露骨な反対意見や否定的な言動

自分では意見を言わないのに、私が意見出しをするとまずは「反対」とか「できない理由」など否定的なことばかり言い立てる。

うそをつく

立場が違えばと物事のとらえ方が違うこともありますが、足を引っ張る人って、明らかに自分擁護のためのウソを平気でついて、しかも相手を悪者に仕立て上げることまでするという念の入れよう。

ただ、考え抜いたウソというよりも、普段から虚言癖があるのではないかと思うくらい躊躇なくウソがつける。

自立的な行動が見られない

足を引っ張る人って、自分から進んで自立的な行動をしていることがないと思いませんか?
一方、私や誰かがしていることに対する攻撃はみょ~に素早いのですが…

気分ムラが多く、プロの仕事意識が低い

足を引っ張る人って、「機嫌で」仕事をしますよね。
人の話は、聞いている風を装うばかりで全く聞かないで、自分の思い込みで仕事しちゃう。

だから、当然、普段からミスや仕事のムラも多いので、コチラのフォローが大変。
しかも、厄介なくらい自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になるし、もちろん責任はなすり付けてくる。

足を引っ張る人の心理

足を引っ張る人の気持ちの中には「妬み」の感情があるのですが、この妬みが起こりやすい状態というのがあるというのです。

それは「類似性」と「獲得可能性」が高いとき。
「類似性」は、年齢、学歴や役職が近かったり、性別が一緒だったりなど、自分と似た状態にあるかどうかということ。
「獲得可能性」は、頑張ればそのポジションにいけるかどうかという点。

つまり、足を引っ張る人は常に自分と同じレベルか、手の届きそうな少し上にいる人を狙っているというわけです。

例えば、私が大谷選手の大リーグ成功に嫉妬しないのは、私とは全く別次元の話で、獲得可能性が低いからですね。
一方、パートで先に働いている50代女性が私を何かと目の敵にするのは、嫉妬しやすい状態にあるからでしょうね。
そして、何か一つでも自分より優れているところがあると、もう許せないのです。

おもしろいことに足を引っ張る人たちは、高いところにいる人を引きずり下ろすことが目的ではなく、自分の近くにいる人を自分より上に行かせないことが目的になっているそうです。

そのため、足を引っ張る人は、出し抜かれることを強く恐れ、常に相手を監視していて、相手への反応はみょ~に早いというわけです。

実は、同じレベルってこと

ちょっと、引っ掛かりますよね。

だって、足を引っ張る人は勝手に私を「自分と同じ」と認識してイヤなことを仕掛けてくるわけですが、私はそんなあなたと同じレベルだなんてちっとも思っていなかったんですけど~~~~~~~~~~。

私が、足を引っ張るようなヤツと同じレベルとは・・・。
かなりショックです。だって私がそれ相応の低みにいるということですからね。

足を引っ張る人を「ちっちゃいヤツ」とさげすんでいても、相手からは同レベルだと思われているわけです。

抜け出すには、相手が諦めるくらい高いところにいくしかありません。

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理不尽なことへの対処法

足を引っ張られて一番凹むのは「同じレベル」ってことですが、それ以外にもかなりやる気やパワーが吸い取られるような感覚になります。

うまく対処していく方法はないかなぁと考えてみました。

1.足を引っ張るヤツはどこに行ってもいる

諦める。

どこにいってもどのレベルになっても足を引っ張るやつは少なからずいます。

それでも自分が、足を引っ張るヤツにならないように、足の引っ張りに負けない心を持つ。自分は引きずられないように前に突き進む!これしかない!

そして、トップになる。足を引っ張るやつが諦めるくらいの高みにいくしかない。

私はそのトップになったことはないので経験談としては言えませんが、きっと高みに行った人は、足を引っ張るやつなんて気にならなくなる余裕が持てるようになるのではないでしょうか。

2.わかってもらえない

例えば、職場で人間関係に気を付け誰の敵にもならないようにしても、そもそも分かり合えない。
邪魔をして来る人間は、嫉妬が負の方向に向く人間だから。
うまく立ち回る人にまた嫉妬を感じるし、嫉妬をプラスのエネルギーに変えられない。

もうその人に分かってもらおう、なんとか足を引っ張るのをやめてもらおう、なんて思って努力するのはやめた方がいいです。そういう人と向き合っても、足を引っ張ることに関してはとにかく頭がいいからエネルギーを吸い取られるだけ。

自分の仕事のミスを防ぐように気を付けるしかありません。

できるだけ関わらないで遠く離れましょう。

ただ、職場にそういう足の引っ張る人がいる時は、関わらないっていう事は難しい。
そういう場合は、極力普通に接する。だけど会話は短く終わらせ、関わる時間をできるだけ短くする。

足を引っ張られて気分が落ちてしまったら

足を引っ張られると気分とかすごく落ちますよね…。パワーがなくなるくらい。だって、足を引っ張る人間ってほんとうに上手だから。

言葉も上手だし、さも正論かのように批判してくる。邪魔をすることに命を懸けてきた人間だから知恵も働くし、その道はけっこうプロ。専門家。周囲の人も巻き込んで、私の周り全てが敵になってしまった感覚に陥ったりします。

本当に自分自身がダメな人間、誰からも評価されていない人間、とおもってしまうほど心をへし折られる‥‥。

足を引っ張る人にあなただって腹が立つでしょう。
反撃してやろう、仕返ししたいと考えるかもしれません。ただ、挑発に乗って戦いを挑んでも大抵は効果がなく、むしろ足を引っ張られた側の立場が悪くなってしまうことがあります。

そもそも足を引っ張る人の本当の目的は、相手を同じ土俵に立たせることにあって、あなたを自分と同じステージまで引き下ろして安心感を感じたい、だからこそわざわざ批判や陰口を用いるのです。
そこにあなたがもし正面からぶつかり合ったら彼らの思う壺。
目的が達成されている彼らに対していくら反論しても、それ以上の進展は望むことはできないでしょう。

むしろ貴重な時間とエネルギーの無駄遣いです。

漫画でも小説でも、いつも優秀で輝く人の周りには足を引っ張るやつがいるんです。

そして、いつも必ず見ていてくれている人はいます。

あなたの場所はそこだけではありません、あなたの価値を知っている人と過ごせる場所に移動してください。

早く帰っておいしいもの食べましょう。お風呂に入りましょう。

人生における足を引っ張られる時期

50代になって思うのは、人生において、足を引っ張られる時期ってあったなぁということです。

そういう時は、個人的にはかなり順調にステップアップしていた頃です。

反対に、「現状維持」とか「変わらない=衰退」しているときは、誰からも足を引っ張られない。

つまり、足を引っ張られるということは、仕方ないです、あなたは人の妬みをかってしまうほど優秀な人間で、まさに輝いている時なんです。

しかも、あなたは人の足を引っ張ってやろうと思わないでしょ!?
あなたは、人を陥れるより、自分で前向きな努力をするでしょ!?
心が一流、だからこそ強い。

負けません。足に引っ張りに遭っても、絶対乗り越えられる。

まとめ

輝いて頑張っている人には、悪意を持って足を引っ張る人が近くにいます。

大切なのは足を引っ張る人の目的を見極ることです。

彼らの目的は同じ土俵に引きずり込んで自身の劣等感や恐怖を解消することですから、あなたはスルーするのが一番です。

あなたはもしかしたら「出る杭」になっているのかもしれませんが、さらにさらに高いレベルや成功を目指し、自分がやるべきことに集中すればいいのです。
レベルの全く違う「異次元の人」だと思われるくらいなれば、嫉妬されることもないんです。

低いレベルの彼らを「かわいそうに、嫉妬と劣等感でいっぱいなのね。」と高いところから余裕の態度で見下しちゃえばいいんですよ。

一方、「悪意のない」足手まとい的な足を引っ張られた場合は、フォローしたり教えたりしてうまくやっていくことも必要ですね。
なにしろ人間ですから新人だったり慣れないときはミスをしてしまうし、苦手なことはなかなかうまくできません。こういう場合、職場に「足を引っ張る人がいる」というより「誰もが足を引っ張ってしまうことはある」と考えた方がよさそうです。

特に、頑張ろうとしているのに結果として「足を引っ張ってしまった」人に対しては、「足を引っ張る」の反対「背中を押す」「肩入れする」「後押しする」「貢献する」などをしたいですね。

<今日の豆知識>

足を引っ張る←対義語→背中を押す

Posted by カトラ