嫌いな先生へ卒業の寄せ書きを書いたけど、それは○○だからでしょう…
卒業式のシーズンですね。
我が家もこの3月、次男が中学校を卒業します。
卒業記念品、卒業旅行、卒業式など、あなたの卒業の思い出は何かありますか?
その中に「寄せ書き」という思い出作りの方法もありますね。
「卒業の寄せ書き」には、長年過ごした学校での思い出や、先生や友人たちへのメッセージ、これからの抱負、将来の夢などを書きますね。
もしかしたら今頃、寄せ書きの内容を考えている方もいらっしゃるでしょうか。
私も今までの人生で何枚かは寄せ書きをいただいたこともありますし、色紙の隅にメッセージを書かせてもらったこともあります。
時にはは、転校する友人や転職していく方へのメッセージ集めをして回ったこともあります。
でも、実は・・・
私、寄せ書きを、書くのも、貰うのも送るのもあまり好きではありませんでした。
仲良かった人からのメッセージを見ると後で読むんでもとても嬉しかったし、憧れの先生に書いていただいた言葉は素直に受け取れましたが、、、
中にはありますよね。。。しかたなく書いたとわかることば。
色紙に書く言葉
それほど親しくないし仲良くもなかった人からの、無理やりひねり出した感じのメッセージ。
あたり障りのないありきたりのメッセージ。
その本当に義理で書いた文言を見るたびに申し訳ない気持ちになるのですよね。
書くときも同じ、、、、
思い出になる関係が無いのだから、「今までお世話になりました。」「これからも頑張ってください。」くらいしか書けない!もう申し訳ない。
そして、役員になった時の色紙づくりは本当に気を遣います。
隙間が無いように配置したり、飾りつけしたり…と。
色紙に寄せられた文言を見れば、その人を慕う人が多くなかったと一目瞭然・・・
「お世話になりました」と「ありがとうございました」のオンパレード・・・
これって、本当に欲しいかな・・・・
今時も送るのかなぁ?
2年前、長男が中学3年の時、PTA役員をしました。
恒例になっていたので、子どもたちから担任への「寄せ書き」をどうするか、子どもたちの希望を聞きました。
「色紙代金」をPTA会費から援助するからです。
その結果は4クラスのうち、1クラスは「やらない、必要ない」という意見でした。
結果だけを伝えてもらう約束だったため、寄せ書きをしないその理由はわかりませんが・・・
・受験で忙しい・・・
・あの先生に寄せ書きを書きたくない・・・
・寄せ書き以外の感謝の伝え方をする・・・
などのあたりでしょうか・・・?
その時は、子どもの意見を尊重する約束でしたのでそのクラスは「寄せ書き用補助」はしませんでしたが、もちろん他のお礼の花束はPTAから担任へ送りました。
仕方ないから書いたけど・・・
さて、次男はどうするか・・・
この前、クラスで寄せ書きすると言われて小さなカードを渡されて・・・
でも、書くことをためらっていてさぁ、
そして結局締め切り日過ぎたら・・・
中間教室まで催促に来たから、その場で当たり障りのないことを書いて渡した。
わざわざ催促に来るってどうなんだろうなぁ。
でも、その人に言っても「変な人」に思われるだけで面倒だから書いた。
きっとこれがまたあの担任の
「オレって生徒たちに慕われていた」
という自慢話につかわれるんだろうなぁ。
しかも、次男以外の中間教室に通っている中3の生徒たち全員が何かしら寄せ書きメッセージを書いたというのです。
え?
みんな抵抗なかったのかな?
普段、あんなに嫌っている担任へ??
結局、担任へはみんな感謝してるってことかな?
いや、今どきはとにかく「合わせる」ことが無難。
中間教室にいるやつらはいろいろ尖っているけど、
どうでもいいことに関しては「長いものに巻かれる」ことを厭わない。
色紙に書かないと、「あの子は・・・」と別の意味で目立つから
あえて、それはしない。
でも、書くことないから
みんな異口同音に「お世話になりました」って書いただけだよ。
いやぁ、さすが。おとなな対応・・・
私が考える寄せ書きをするときの注意点!!
卒業時の寄せ書きで、特定の人間(友達や先生)のことについてコメントしたり、メッセージを贈る場合、寄せ書きを見た親や他の人が、書かれた人に対して変なイメージや悪い印象を持つような内容を書くのはやめた方がよい。
家に持って帰ると親の目に触れますからね。
ある程度の悪ノリは許されるでしょうが、悪質な悪口などは絶対やめましょう。
「寄せ書きのいじめ」って最悪ですから。。。
私ならば、好きではない先生には反発した気持ちを表現して「書かない」という選択をするような気がするけど、クラス全員が書く中で自分だけが書かないというのは、そうか、それはむしろ目立ちたいとか特別でいたい、みたいな、子どもっぽい幼稚なことになるのか。
そうか、中間教室に通う彼らにとって、担任は「どうでもいいこと、たいしたことではない」のひとつなんだなぁ。
もう既に、みんなは卒業、その先、を見ているみたいです。
一方、彼らの担任は「全員が書く」ことに価値を感じる人ですから、その言葉一つひとつに各生徒の気持ちがあるかどうかなど気にしないでしょう。
「クラス全員の寄せ書き=クラス全員に慕われていた」という曲解が来年、もし新たなクラス担任になったらそのクラスに飾られるのかもしれません(笑)。
そんな過去を引きずった飾りや自慢話を聞かされ、私のような一部の父兄は吐き気を覚える・・・。
子どもたちは成長しているけど、担任たちは何も変わらないんだろうなぁ。
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後日談
息子の中学校卒業式は、元クラスに並ぶことはありませんでしたが、中間教室で一緒に過ごした何人かで、校長室において特別の式をしてもらいました。
一人ずつ校長から卒業証書を渡され、中学校生活最後の日を心穏やかに過ごせたこと、親子ともに感謝しました。
ところが、この心が満たされた特別な卒業式の後、校長室を出たところで小事件がありました。
なんと、校長室の外で次男の担任が待ち伏せをしていたんです。もう二度と会うことないと思っていた担任が。
まぁ、仕方がないので次男と一緒に廊下へ出たところ、「色紙」を渡しに来ました。
クラス全員に書かせた色紙です。
キモっ・・・いらない・・・
まぁ、騒がしい廊下でのささやき程度の音量だったので担任には聞こえなかったでしょう。
事件はこのあとです。
卒業式後クラスで生徒たちから「先生ありがとう」なんて言われたのでしょうか?
もしかしたら、例の「寄せ書き」を生徒から渡されて読んできたのでしょうか。
息子たちは「大人対応」で書いただけですが・・・
なんだか少し興奮状態の担任が次男をハグしようと両腕を伸ばしてきたのです。
その瞬間・・・・
次男の体が半身を返して?それを避けました。
担任も「避けられた」とわかったのか、片腕は戻り、
見た目では、担任の片腕が次男の肩に触れた程度になりました。
距離は縮まらないって・・・・
次男もそうでしたが、担任の顔もひきつった笑い・・・
最後まで、次男を理解しようとせず、自分を押し付けてくる担任でした。