子宮筋腫の定期検診が1年に1回でいいと言われました
こんにちは。看護師、健幸アンバサダー、50代主婦カトラですプロフィール。
女性の4人に1人は子宮筋腫があると言われており、私も持っている一人。
2012年人間ドックで初めて3㎝大の子宮筋腫を指摘された頃から育て続けている子宮筋腫ですが、14㎝以上になったため3ケ月に1度の検診を勧められ、手術も視野に入れておりました。
それが2022年以降、体感的に子宮筋腫が小さくなってきたことで、めでたく医師からは「1年に1度の検診でいいよ」と。つまり、子宮筋腫に脅かされる日々が終わりに近づいているととらえてよさそうです。
ということで今回、私の子宮筋腫体験を、症例の1つとしてまとめました。
「子宮筋腫」は種類もさることながらできている場所や妊娠希望の有無、年齢、などによって、体に与えるダメージや日常生活への影響度が大きく異なり、治療方法として提示される選択肢も違うはずです。
あくまでも、私個人の10年間の体験をまとめたので、1つの例として読んでください。
子宮筋腫がみつかったきっかけ
二人の子どもに恵まれた私は、次男を産んだ37歳で調べた「子宮頸がん」検査以降、全く婦人科検診を受けていませんでした。子宮筋腫は30代に見つかる事が多く、40才に向かって年単位で徐々に大きくなるんですよね。
看護師として自己管理ができていないとしか言いようがありませんが、遅ればせながら45歳直前で婦人科検診を含む人間ドックを受けました。
結果は「3㎝大の子宮筋腫」。いつからでき始めていたのかはわかりませんが、すでにウズラの卵よりは大きくなっていました。女性の4人に一人は子宮筋腫があるそうですから、自分に子宮筋腫があっても驚くことではありませんが、「いやだなぁ」と正直思いました。
子宮筋腫は、過多月経や不正出血、月経困難症などの原因ともなるため、これらの症状で受診してみつかることもあるりますが、多くの場合は私のように人間ドックのついでとか、子宮頸がん検診のために受診し、偶然見つかるそうです。
できれば早い時期から、婦人科検診を定期的に受けておくことをお勧めします。
大きさよりも位置
性成熟期の2,30代の子宮が人生で一番大きい時期と言われ、子宮の大きさは鶏卵Lサイズ大。形自体は洋ナシ型と言われますが、だいたい長さ7~9㎝、横幅と厚みは4~5㎝、重さ50gですかね。
そして、子宮の最も外側は、漿膜(しょうまく)という薄い腹膜。その内側が子宮筋層という筋肉、いちばん子宮の内側を被っているのは子宮内膜。
この子宮の漿膜や、子宮の筋層、子宮内膜には、良性の腫瘍「子宮筋腫」ができることがあり、それぞれ「③漿膜下筋腫」「②筋層内筋腫」「①粘膜下筋腫」と言います。
昔は、医師が内診で確認し、子宮筋腫ができた子宮全体の大きさが「握りこぶし大(手拳大)」になったら手術をするとか言われることもありましたが、今は、エコーなど検査機器が発達し、子宮筋腫の種類がわかるようになってきました。
最も症状が重く、治療が必要となることが多いのが、子宮内膜にできる①粘膜下筋腫、次に②の筋層内筋腫です。
症状が出にくいのは③漿膜下筋腫で、2012年に私が指摘されたのもこの「漿膜下筋腫」で困っている症状もなかったため、すぐ何かの治療をする、などとはなりませんでした。途中から「②筋層内筋腫」の診断になっていったのですが…。
子宮筋腫の症状
治療が必要となる症状としては、過多月経と貧血、月経困難症(=生理痛、月経痛)、不妊症、圧迫症状(頻尿、便秘、腰痛、腹痛、鼠径部痛など)、腫瘤感、変性による疼痛、静脈血栓症などがあります。
もちろん、これらの症状のために、日常生活にどのくらい支障きたしているかが判断の材料になるはずです。
私には10㎝以上になったら圧迫症状が出ましたが、それが私にとって命の危険があるか、そうでもないのかわからずまずは医師に相談してみましたよ。
ご本人が「つらい」というのであればどんなレベルでも対応が必要ですが、
あなたがもし意思表示できなくて判断をこちらに任せるとしたら、
今の状態は必ずしも早急な対応が必要なレベルではないです。
今は切除する手術はせず、閉経を待ちます。
子宮筋腫の治療
子宮筋腫と診断されても、すぐに治療や手術が必要ということではありません。
本人が希望する以外で手術・治療が必要なのは、
・現在、治療すべき症状がある
・近い将来、治療が必要となる可能性が高い場合です。
女性ホルモンが関係する病気のため56歳以上ではあまり治療をする人はいないそうですが、40代後半の方が治療する割合としては多いそうです。つまり、私の年齢。わかるわぁ、微妙~~~な女性ホルモン。まさに更年期。
ただし、人によって子宮筋腫のせいでどのくらい生活に支障が出ているのかは異なり、それによって治療方針も様々です。
例えば、私も子宮筋腫が大きくなってきたら仰向けで寝ると苦しいし、尿閉、便秘、腰痛、足のむくみなどありましたが、治療をしないと生活が不安、というレベルではありませんでしたし、妊娠も望んでいなかったので、積極的な治療はせず、女性ホルモンが減少する閉経を待つ、という方針にしました。
子宮筋腫の治療には、貧血や月経困難症、赴任などの症状に対する治療もありますが、筋腫に対する薬物療法や、手術で子宮全体を切除する方法、筋腫だけを除去する方法もあります。とにかく医師とちゃんと相談しないと、ですね。
更年期の女性ホルモンの揺らぎに注意
下表のとおり、私の子宮筋腫の最大値は2019年~2021年です。
不思議なのは、2021年1月に13㎝あった子宮筋腫が8月の再検査時には半分くらいに小さくなって喜んでいたのですが、数ケ月後の2022年2月の検査で再び10cm以上に大きくなっていたのです。そして、半年以上すぎた後は半分以下いや鶏卵大程度に小さくなった、という大→小→大→小、と年単位で大きさを変えたことです。
まず、2021年の1月から8月にかけて月経が半年以上なく、子宮筋腫も小さくなってきました。
実は1月頃からグリーンルイボスティを毎日500mlくらいずつ飲むようにしていたので、子宮筋腫が小さくなったのはこれのおかげかしら?
ルイボスティはさておき、医師は月経がないその状況から、閉経がもうすぐだと判断しました。
そろそろ閉経になりそうですね。
おそらくそれで子宮筋腫も小さくなってきたのでしょう。
この経過なら3ケ月ごとではなく、
「1年に1回の検診」で様子を見ていけばいいでしょう。
閉経すると子宮筋腫は小さくなるんですね?
ところが、2021年はちょうど私自身が五十肩や各種体調不良を感じ「更年期」を自覚した時期でした。そして、医師から関節痛の緩和のために「エクオール」を勧められ、飲み始めた時期でもありました。
夏過ぎから飲み始めたエクオールですが、その結果、半年以上なかった月経が急に始まりました。つまり、手指の関節痛症状を抑えたくて私はエクオールを数ケ月飲み続けたのですが、その後実際の変化は「月経の再開」でした。
さらに、子宮筋腫が再び大きくなった2022年2月とこの月経開始等の時期が重なっている気がして、私は小さくなった子宮筋腫が再び大きくなったのは「エクオール」にあるのではないかとひそかに思っているんです。
私は子宮筋腫を小さくするためには「閉経」を望んでいるので、すぐにエクオールは止めました。
私の目的には合わない「エクオール」ですが、女性ホルモンの働きが必要、と考えている人には有益な結果をもたらせてくれるのではないかと思います。
私の子宮筋腫の経過
年(誕生日の年齢) | 子宮筋腫の大きさ (結果に表記された文字のまま) | 自覚症状や変化 | |
2012(44歳) | 30mm【判定】 | 全く自覚症状なし | |
2013(45歳) | 手拳大:53 × 40 mm | 漿膜下筋腫 | |
2014 | 手拳大:6cm | 漿膜下 | |
2015 | 未受診 | ||
2016 | 超手拳大:6㎝以上 × 82 mm | 筋層内筋腫 | 自分でも下腹部に 子宮の存在がわかる大きさ |
2017 | 手拳大:6㎝以上 × 85 mm | 筋層内筋腫 | |
2018(50歳) | 手拳大:6㎝以上 × 107 mm | 筋層内筋腫 | 仰臥位になると 子宮がポッコリわかる |
2019 | 手拳大:6㎝以上 × 101 mm | 筋層内筋腫 | →MRI検査を受ける 84×143×103mm 脚のむくみが続いたり・・・ |
2020 五十肩など しんどい時期 | 手拳大:6㎝以上 × 106 mm 子宮体がん検査(異常なし) | 筋層内筋腫 | 頻尿、尿閉、便秘、 腹部が苦しい自覚症状あり 貧血、不正出血等 の症状はなく治療は不要 |
2021 1月から グリーンルイボスティ飲む 夏以降エクオール飲む | 1月 小児頭大:6㎝以上 × 120 mm 月経再開 | 筋層内筋腫 | 8月の再検査で 1年に1回の検診でいいよ! 手拳大に小さくなっている |
2022 エクオール止める | 2月 小児頭大:6㎝以上 × 123 mm | 筋層内筋腫 | 夏以降 手拳大以下の小ささに。 苦しい自覚症状なし。 |
2023(55歳) | もうすぐ閉経になる (1年間月経がない状態) | 自分で触る子宮は鶏卵大 の小ささに。 |
閉経を待つ
2022年6月に月経がありましたが、エクオールを止めたし、あともう少しで、丸一年月経がないという閉経になります。
そして今年の検診でも子宮筋腫を確認してもらう予定ですが、すでに自分で触れても、とても小さくなっているのがわかります。
13㎝以上ある、と言われたときの子宮筋腫はお腹がポッコリするほど大きかったのですが、「閉経するとある程度縮むよ」と医師が言っていた通り、本当に小さくなりました。あの大きかったのはどこへ行ったのか不思議です。
大きな子宮筋腫は「変性」してしまうとか縮まらないときもある、という怖いことも聞いていたので心配でした。
10年以上付き合ってきた子宮筋腫ともそろそろお別れできると期待しています。
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まとめ
子宮筋腫は良性腫瘍ではありますが、できる場所によっては体への悪影響があります。
自覚症状がない場合が多いので、婦人科検診は積極的に受けましょう。
子宮筋腫の多くは早急な治療は必要ないが、年々大きくなっていくので信頼できる医師と相談し、自分に合った治療方針を決めることが大事です。
そして、閉経になると子宮筋腫は小さくなり、治療は必要なくなるようです。
私の場合の子宮筋腫は44歳~54歳の間、最初は3㎝から最大13㎝以上の大きさに成長した筋層内筋腫でした。
そして、閉経が近くなりほとんどわからないくらいの小ささになりました。
一番つらかったのは、腹部の圧迫感、尿閉、頻尿、便秘、足のむくみでした(最大期の2,3年間)。
貧血や月経血の量が増える、月経痛などの症状はありませんでした。
信頼できる医師(息子2人の出産時にもお世話になった)と相談できたことや、妊娠を望んでいなかったので、治療を「閉経を待つ」という方針に決めることができました。
副産物ですが、「エクオール」が女性ホルモンと似た働きをすることを実感しました。
また、グリーンルイボスティも子宮筋腫を小さくするのには効果があったのかなぁ?